子供を虐待から守るには(下) 学校・教委にできること

千葉県野田市に住む小学4年生の女児が自宅で亡くなり、傷害容疑で父親が逮捕された事件を巡っては、学校や市教委、児童相談所(児相)が抱える構造的な課題を問題視する専門家も多い。子供への虐待が深刻化する中で、学校や市教委はどのような対応を取るべきか。各方面の有識者の声を基に考える。全2回。




■アンケートを渡した経緯

野田市の事件では、学校が実施したいじめアンケートに女児が「お父さんにぼう力を受けています」と記入した回答の写しを市教委の担当課長が父親に渡したことが問題視されている。

アンケートを渡すまでの経緯について、その場に同席していた担当者は「昨年1月12日、女児の両親と学校、市教委指導課で今後の対応を話し合っていた際、父親からアンケートを渡すよう強く要求された。市教委は『本人の同意がない』と拒否したが、その3日後、両親が『アンケートを渡してください』と子供の字で書かれた手紙のようなものを持参し、強く迫った」と語る。

課長らは「本人が書いたかどうか、こちらでは分からない。……

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