「学校再建・飛躍のプロ」長野雅弘校長の組織づくり(下)

 四つの中学・高校の再建に成功し、東京都市大学付属中学校・高等学校で指揮を執る長野雅弘校長。「学校再建・飛躍のプロ」の組織マネジメントとは、具体的にどのようなものなのか。主として教員育成の視点から、長野校長の学校経営手法に迫る。




■教員の力を引き出すには

――学校の再建に、何か秘訣(ひけつ)はあるのでしょうか。

私は常々、「教職員が生き生きと働けば生徒は変わる。先生が明るいと生徒は付いてくる」「先生の学ぶ姿勢、学び続ける姿勢は、子供をやる気にさせる」と考えています。そのため、赴任したらすぐ、全ての教職員と面談をします。教員だけではなく、事務職員も含めてです。

一人一人に対し、この学校をどうしたいのか、どうしたらあなたがもっと良くなるのかと尋ね、それぞれの志を引き出すようにしています。また、選択肢の中から自分で選んでもらうということを実践していきます。これは「自立と自律」につながります。
――「自立と自律」を非常に重んじられていますね。

ええ、教育の目的は「自立と自律」だと考えています。

「自立」とは、大人に依存しないで、行動できるようになること。……

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