
■教育評論家・尾木氏の見解
東京都の公立中学校や私立高校で22年間にわたって教諭を務めた、教育評論家で、法政大学特任教授の尾木氏は、昨今のいじめを巡る状況について「新学期に子供の自殺が相次ぐことには胸が痛みます。いじめから子供の命を守るために、関係者がすべきことはたくさんあるはずです」と語る。
いじめ問題の改善に向けて「妨げ」となっているのは、いじめ調査において保身に走る教委の存在だとし、「特に川口市の対応は、これまで見たことがないくらいのひどさ」と痛烈に批判する。
「母親をモンスターペアレントだと思わせることで、『大したいじめではない』ように見せようとする。そんな教委の意図を感じます。……
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