
全国の中でも、千葉県の教員不足は深刻だ。千葉県教委によると、2018年5月1日時点で未配置となっていた教員数は105人(千葉市を除く)に上る。県教委では、1講師登録可能な年齢を65歳まで引き上げるなどの対策を講じてはいるが、抜本的な状況改善には至っていない。
そうした中で注目されるのは、県に多くの教員を輩出する千葉大学教育学部の取り組みだ。「理論と実践の往還型教育実習」という同学独自のプログラムで、教員志望の学生が学内で理論を学びながら、並行する形で現場を体験するなどして、教職のやりがいや楽しさを実感している。
実習を1週+3週の分割形に
「理論と実践の往還型教育実習」は、同学の中学校教員養成課程で15年度から行われている。……
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