ナージャが旅した世界の学校(下)世界との違いを生かす

電通総研内に「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」を設立し、さまざまな学校で実践授業を重ねているコピーライターのキリーロバ・ナージャさん。最終回は、自身が世界6カ国で受けてきた教育と、現在の活動を通して考える日本の教育の可能性について聞いた。
「作者の思い」に正解があるのは日本だけ
――日本の教育現場でもアクティブ・ラーニング(AL)の導入は進んでいますが、世界と比較して感じることはありますか。

ALで大切なのは問題の立て方で、問いには答えがないことが前提です。

日本には、どの教科でも正解が必ずありました。先生が答えを持っていて、その答えに導きたいと思っている。そして、それに子供も気づいている。「先生はこう答えてほしいのだろうな」と。

例えば国語でよくあるのが、「作者はどう思ったか?」という問題。……

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