
「作者の思い」に正解があるのは日本だけ
――日本の教育現場でもアクティブ・ラーニング(AL)の導入は進んでいますが、世界と比較して感じることはありますか。
ALで大切なのは問題の立て方で、問いには答えがないことが前提です。
日本には、どの教科でも正解が必ずありました。先生が答えを持っていて、その答えに導きたいと思っている。そして、それに子供も気づいている。「先生はこう答えてほしいのだろうな」と。
例えば国語でよくあるのが、「作者はどう思ったか?」という問題。……
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