~心の声、気付いてよ~ 子供に寄り添うWYSH教育(下)



科学的根拠を持つ予防・支援プロジェクト「WYSH教育」を自ら開発・実践し、自尊心の向上、学力向上、いじめの減少など多角的な効果を出してきた京都大学学際融合教育研究推進センターの木原雅子教授。最近、学校現場からの要望が増えているという性教育と、明日からでも取り組める子供の自尊心を高める実践法について語ってもらった。




■心の問題にも有効な性教育

――今、学校現場から要望の多い出張授業のテーマや内容は、どのようなものでしょうか。

ここ最近は、また性教育の要望が増えてきています。

例えば、近年は梅毒の感染者が急激に増えています。梅毒は感染力が高く、キスでも感染する可能性がある病気です。その意味では、性行為以前の交際そのものについて、もっと真剣に考えなくてはならない時代が来ていると言えます。

WYSH教育では、どのようなテーマだろうと、私たち大人が「どんなリスクがあるのか」を教え、子供たち自身が「どうやってリスクを回避するのか」を学ぶスタイルをとっています。……

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