111本の木

リナ・シン 文
マリアンヌ・フェラー 絵
光村教育図書
1540円

インドの小さな村に暮らす少年から始まる物語(実話)を通して、環境保全やジェンダー平等の実現を伝える絵本。

貧しいその村では、働き手となる男児が生まれると盛大にお祝いする一方、女児は誕生しても一切歓迎されなかった。大理石の採掘によって村の自然は破壊され、草木が生えない荒れ地と化していた。

大人になった少年は、村の村長となる。緑豊かな土地に戻そうと植樹活動を提唱、古い習慣に疑問を投げ掛け、女児にも学ぶ機会が必要だと訴えた。今では、女児が誕生すると111本の木を植えて祝福する。水道が通り、緑の木々に覆われた美しい村へと生まれ変わった。

本の最後には「エコフェミニスト」という言葉が紹介されている。自然環境に気を配り、命ある全てのものを尊び、男女平等の実現の大切さを説く。

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