今から10年以上も前に、西ドイツの首相を務めたヘルムート・シュミット氏と食事をしたことがあります。首相を辞めた後で、当時は「ディー・ツァイト」の共同編集者を務めており、幅の広い論評が国際社会でも高く評価される言論人でした。食事の話題はいくつかありましたが、日本の国家公務員や大会社の社員がなぜ博士の学位をもっていないのかと尋ねられました。その質問に対して、就職後に教育する余地を残しておきたいから、学士を取ったばかりの新卒者を採用するシステムになっているためではないかと答えたように記憶しています。その後も言い訳がましい答えをいくつか並びたてたものの、シュミット氏は結局納得がいかないままに別の話題に移っていかれました。

(公財)中谷医工計測技術振興財団(輕部征夫理事長)が、科学教育の振興を目的に、助成を希望する学校を、10月15日から募る。

東京都教委は昨年度の「理数授業特別プログラム」の実践事例をネットで公開した。

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する科学イベント「サイエンスアゴラ2016」が11月3日から6日まで、東京・お台場地域で開催された。中高生や教育関係者を主な対象とした5日のトークセッション「Road to INNOVATION」には、JSTの人材育成支援事業「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」の受講生を代表して高校生3人が登壇し、若手起業家や研究者と議論した。

未来を創る幼児教育 全国国公立幼稚園・こども園長会会長 関 美津子 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。 幼児期の質の高い教育が生涯の生活に大きな影響を及ぼすことが、さまざまな研究データから明らかになり、国際的にも幼児教育への関心が高まっています。幼児教育は未来への投資です。 情報化やグローバル化等急激な社会変化の中で、未来社会を担う子供たちの教育はどうあるべきか、次期学習指導要領に向けて幼児教育から高等学校教育までを通じて、各学校段階に共通する育成を目指す資質・能力が明確に示されました。 幼児教育においてこの資質・能力の育成は、従来からの環境を通して行う教育、幼児の自発的な活動である遊びを通しての総合的な指導により行います。 今年は、新幼稚園教育要領等の趣旨や理念を理解し、「幼児教育の不易と流行」を見極め、新しい時代の教育へとつなぐ大切な一年となります。 本会がこれまで培ってきた研究・研修を継承して、幼児教育全体の質の向上に寄与してまいります。 本年もご支援よろしくお願い申し上げます。   質の高い幼児教育実現を 全日本私立幼稚園連合会会長 香川 敬 新年に当たり皆様方のますますのご多幸を心からお祈り申し上げます。 元来、幼児教育は生涯にわたる人格形成の基盤づくりを担っています。 幼稚園は、地域の人的・物的資源の活用など、多様な人々とのつながりを保ちつつ豊かな学びを展開し、教育・保育の目指すところを、保護者や地域と共有し、協働して追求していくところです。幼稚園の教職員、保護者や地域の方々がそれぞれの視点から、「自分にできないこと、分からないこと」を明確に理解し、「自分にできること」と分けた上で他の立場の人、他の視点を持つ人とコラボしていく。その途上で、「このことは誰に頼めばよいか、最適なサジェスチョンは誰から得られそうか」という情報が共有されるような風土を築いていく。 それぞれの自分が、園の教育目標の具現化のためにささやかでも「役立っている」と感じたとき、園の教育に携わる全ての方々の力が最大限に発揮され開花するはずです。その中で重要な役割を持つのが教育課程です。 関わり合いを大切に、質の高い幼児教育実現を目指したいものです。   小学校教育の充実に向けて 全国連合小学校長会会長 大橋 明 平成29年を迎え、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。 昨年末に中教審から答申が出され、今年3月には新しい学習指導要領が告示されます。今回の改訂では、アクティブ・ラーニングの視点に立った授業改善や、小学校における外国語教育などが盛り込まれ、それに対応した指導体制を構築することが必要です。また、問題行動等調査からも明らかなように、学校では日々、いじめや不登校、暴力行為などの健全育成上の課題に対応しており、教員の負担が増えています。このような中、昨年、財務省から今後10年間で4万9千人の教職員を削減する方針が出されました。 全国連合小学校長会では、子供が確かな学力を身に付け、健やかに成長していくためには、教職員定数の改善を図り、子供と向き合う時間を確保していくことが必要であると考え、今年も各種の調査により学校現場の実態を把握し、それに基づいた要望活動や意見表明を積極的に行っていきたいと思います。   教育の発展・充実に向けて 全日本中学校長会会長 榎本 智司 あけましておめでとうございます。 今年は、中学校にとって、中学校教育70年という記念すべき年となります。10月19日、20日には東京国際フォーラムにおいて、各都道府県の3600人の校長が一堂に会し「中学校教育70年記念第68回全日本中学校長会東京大会」を開催します。 また、今年は、次期学習指導要領が告示されます。さらには、いじめや不登校をはじめとした生活指導上のさまざまな課題への対応も求められています。 私たちは、このようなさまざまな課題も踏まえ、昨年3月に「全日中教育ビジョン—学校からの教育改革—」の2度目の改訂を行いました。 この教育ビジョンをもとに生徒たちがよりよい社会と幸福な人生の創り手となっていけるよう、積極果敢に教育改革に取り組み、中学校教育のさらなる充実・発展に全力を尽くしてまいります。 各校の新たな取り組みを支援 全国高等学校長協会会長 宮本 久也 謹んで新年のお慶びを申し上げます。 今年は、現在検討が進められている高大接続改革や学習指導要領改訂等の方向性が明らかになる年となります。 特に今回の改革は、アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善や、全教職員によるカリキュラム・マネジメントの実現、学力の三要素を踏まえた観点別評価の導入など、教育の内容に直接関わる変更が多く見られ、各学校においては、教員の意識改革を進めながら改革に向けた取り組みを進めていく必要があります。 また、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法の改正に伴い、民法改正の動きも具体化しつつあり、生徒指導の在り方の見直し等の対応も必要となってきます。 全国高等学校長協会としても、各都道府県校長協会や各部会等との連携を一層図り、的確に情報発信することなどを通して、各学校における新たな取り組みを支援してまいります。   ミッションを実現 全国特別支援学校長会会長 横倉 久 謹んで、新春のお慶びを申し上げます。 時代は、平成23年の障害者基本法の改正、26年の障害者の権利条約の批准、そして、昨年4月の障害者差別解消法の施行へと、共生社会の形成に向け大きく動き出しています。 こうした流れは多様性と調和の実現を目指した「2020オリ・パラ東京大会」の開催を契機として、さらに加速されていくと考えます。 本会は、社会のニーズや教育現場の課題に柔軟かつ迅速に対応しながら、障害のある子供一人ひとりの教育的ニーズに応じた支援の実現に貢献することをミッションとしています。 このミッションの実現のため「校長の学校経営に資する調査・研究」「インクルーシブ教育システムの構築を意図した情報発信」「特別支援教育の推進に向けた施策の提言」等に全力で取り組んでいきます。 こうした本会の「基盤となる取組」を力強く推進していくことを通じて、これからの特別支援教育の充実・発展に尽くす所存です。   百年を貫く教育を 日本私立小学校連合会会長 小泉 清裕 国は今年度のうちに新しい「小学校学習指導要領」を発表します。「道徳」と「外国語」が教科化されます。この2つに限らず、今後、新しい教育理念と実施方法が試されることになります。 しかし、10年ごとの学習指導要領の改訂のたびに、理念も方法も振り子のように振れてしまいます。新しい振れが起こるたびに、現場の教員はそれに合わせようと四苦八苦し、その変化を3回経験すると退職の時期になります。 教育は真理の探究を目指すものですから、もっと長期にわたる理念を示し、探究の方法は画一的なものを与えるのではなく、現場の教員に十分な時間を与えて多様性に富む方法を考えさせることが望まれます。現場教員の知の継承が重要です。 中国には二千数百年前から「百年樹人」という言葉があります。人を育て、国を造るのに百年かかるという意味です。この言葉のように、百年を貫く教育改革が日本に今求められています。   教育環境改善や整備実現へ 日本私立中学高等学校連合会会長 吉田 晋 謹んで新年のお慶びを申し上げます。 昨年発生した熊本地震や鳥取中部地震により被災された皆様には改めてお見舞い申し上げます。 本連合会では、熊本地震においても、東日本大震災と同様に、直ちに義援金を募集し、全国の私立中学高等学校、中等教育学校から温かい思いの詰まった義援金は、被災された私学に通う生徒や学校に見舞金として贈呈いたしました。 学校教育をめぐる状況は、高大接続改革をはじめ、不透明感が増しておりますが、われわれは子供たちの将来にとってより良い改革となるよう、成り行きを注視しながら、必要な意見は申し上げたいと考えています。 万葉集に「銀も金も玉も何せむにまされる宝子に及かめやも〔山上憶良〕」という有名な歌がありますが、われわれ私立学校関係者は、日本の未来を託す大切な子供の命を預かっていることをいつも肝に銘じて、保護者の皆様とともに、彼らのために教育環境の改善や整備の実現に向けて、これからも意見を述べ、活動をしていく覚悟です。   未来に向けてさらなる改革へ 一般社団法人国立大学協会会長 里見 進 新年明けましておめでとうございます。 昨年は、大隅良典東工大栄誉教授のノーベル賞受賞という本協会においても喜ばしいニュースがありました。近年は毎年のように、国立大学出身のノーベル賞受賞者を輩出しており、これまで継続してきた教育・研究の成果であると感じております。今後、産業、社会構造などが大きく変化し、不確実性が加速していく中で、国立大学は将来のわが国を支え世界に挑戦するたくましい人材を育成するため、アクティブ・ラーニングやインターンシップなどの実践的教育を重視した教育改革の推進や優れた資質・能力を有する多様な人材を受け入れるため高大接続システム改革を踏まえた入試改革や積極的な社会人、留学生の受け入れなどに全力で取り組み、大学改革を牽引する決意です。 国立大学協会としても、改革を着実に実現していくための基盤的経費の拡大や国立大学の改革や存在意義等について引き続き、地域、社会、産業界等、広く国民の皆様のご理解をいただくよう努力してまいります。   先進的教育への私大の挑戦 一般社団法人日本私立大学連盟会長 鎌田 薫 私立大学は淵源を創立者の志に発し歴史の転換点で大きな役割を果たしてきました。明治時代には帝国大学と異なる教育理念に基づいた私立大学が誕生し幅広い市民層の知的水準を高めました。大学進学率が急上昇した戦後の復興期、人口急増期に、その大部分を担ったのも私立大学でした。高度経済成長は私立大学あってのものといっても過言ではありません。 現代の工業化社会から知識社会への変化の只中にある今、量的「成長」のための画一性・規律性を旨とした教育を超え、質と量を伴った「発展」のための個性を大切にし、生涯を通して学び続けることのできる基礎を育む教育へと変わっていく必要があります。少子化の進展と格差の拡大という課題を抱えるわが国においては、先進的教育への挑戦が不可欠であり、それは自主性・自律性に長けた私立大学が得意とするところでもあります。私立大学における教育の質と量の充実、一層の高度化こそが、社会のさまざまな分野の成長、地域社会の活性化、ひいてはわが国の経済・社会・科学技術全体の発展につながっていきます。 私立大学が果たしている役割、教育研究、社会貢献にかかる多様な取り組みへの社会の理解と共感、そして支援が得られるよう努めてまいります。   価値追求と創造的挑戦で人材育成 日本私立大学協会会長 大沼 淳 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。 本協会は、戦後復興最中の昭和21年に産声を上げて、昨年、70周年の節目を迎えました。12月1日に盛大な記念行事を挙行し、新たな私学振興のひいてはわが国の教育充実による発展へ向けた決意を心に刻みました。 さて、平成27年度の私学への経常的経費に対する補助割合は9・9%と低く抑えられ、私学運営にとって大変厳しい状況となっています。昭和50年の私学振興助成法制定後、同55年の29・5%を最高にその後は減少し続けているのです。 それにもかかわらずわが国が先進諸国と伍していけるのは、私学が自ら教育費を負担しているからにほかなりません。ですから、国際競争力の強化をうたい、未来を支える若者を育成すべく活力ある大学を目指すためには高等教育に対する政府予算をOECD先進諸国等に対GDP比1%(現在は0・5%)へと拡大する必要があるのです。 そのような意味でも昨年スタートした「私立大学等の振興に関する検討会議」が継続して審議されており今春の最終取りまとめに大きな期待を寄せているところです。今年も多くの課題があります。知恵を出し合って乗り越えていきましょう。 日本支える人材育成に全力 全国都道府県教委員会連合会会長 中井 敬三 新年明けましておめでとうございます。 平成27年4月に「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の改正が施行されてから2年が経ようとしております。 現在、8割を超える都道府県が新制度に移行しておりますが、首長との連携強化により、学校における防災対策の充実や福祉政策との連携促進などの成果が表れ始めており、こうした流れを加速させていくことが必要です。 国においては義務教育諸学校の教職員定数の削減をめぐり、激しい議論が闘わされておりますが、日々子供たちと向き合い、教育現場を支えているのは全国の教員一人ひとりであり、未来を担う子供たちの健全な育成のために、現場の体制を充実することは国の責務です。 現在、次期学習指導要領の改訂をはじめ、様々な検討がスピード感を持って進められておりますが、それらの理念を実行し、着実に成果につなげていくためにも、教職員定数をはじめとする教育環境の一層の充実が望まれます。 当連合会は、本年も各都道府県教育委員会と協力しながら、国に対して地方の声を届け、これからの日本を支える人材の育成に向けて、全力を尽くしてまいります。

生徒が懸命に紡ぎ出した一つの言葉は、けだし珠玉の輝きだった。

「たいしくん誕生! うまごやの前で生まれたんだ」からスタートは、「聖徳太子なりきりすごろく」——。

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