つながり軸にボランティアガイド 子どもたちの“こころを育む活動”で

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受賞者とフォーラム関係者

(公財)パナソニック教育財団(小野元之理事長)は12月15日、こころを育む総合フォーラム(座長・山折哲雄国際日本文化研究センター名誉教授)の今年度の「子どもたちの“こころを育む活動”」表彰式を、都内ホテルで開催した。

学校と関わりながら地域・家庭・企業等、多様な立場の人が共に行う活動事例を募集。101件の中から全国大賞1団体、優秀賞2団体、奨励賞1団体が表彰された。

全国大賞は、秋田県鹿角市立八幡平中学校。活動テーマは「八幡平ボランティアガイド」。ガイドは異学年からなる縦割り班活動と組み合わせて実施。上級生がリーダーシップをとり、後輩のためにがんばる。そのがんばりから、自己肯定感や自己有用感が醸成され、さらに、初対面の観光客に声をかけることで人間関係力が育まれた。

授賞に際して評価されたのは、(1)進める(2)広げる(3)続ける、の工夫。

同校の(1)では、観光物産協会、教委、小学校と連携。温泉施設や地域ボランティアと協力して活動を進め、保護者や生徒、教職員のアンケート結果を活動に反映した。(2)では、近隣小学校児童が作った米を観光客に贈呈したり、ガイドに取り組む隣接中学校や郷土芸能保存会、物産関係事業所と連携して活動の場を広げ、郷土を愛する心を育んだりしている。(3)では、ガイド活動を報告する機会を設け、活動内容をホームページや学習発表会、メディアなどを活用して発信。報告会の際には、世話になった人たちも招く。また観光客からの感謝の便りに対し、班ごとに、お礼に写真と手作りのしおりを送っている。

講評で山折座長は、「全国大賞の活動は、人と地域とのつながりを軸に、自ら外に出て新たな交流の輪を広げている点が素晴らしい。少子高齢の地方を活性化するモデルにもなる。取り組む手法が出前精神、手作り精神、身銭を切るの三原則を踏まえた自立的な活動」と高く評価した。

詳細は同フォーラムサイト=http://www.kokoro-forum.jp/

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