平成28年度 年頭所感 (11)

共生社会と高等学校教育の今後
日本高等学校教職員組合中央執行委員長 山尾 宏

新年あけましておめでとうございます。

本年4月から「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が施行されます。文科省は昨年11月に対応指針を公表しました。

高校段階では、平成26年度から実践されている「個々の能力・才能を伸ばす特別支援教育モデル事業」の成果などを踏まえつつ、特別な教育課程の編成の制度化などについて検討する調査研究協力者会議が開催され、特に通級指導の在り方について議論されています。

障害のある子どもたちの自立と社会参加に向けた仕組み作りは不可欠です。

学校現場での推進はもちろんのこと、義務教育でない高校段階では設置者である地方自治体などにおいて、推進方策の策定をはじめ適切な対応が行われることを期待しています。

法律の有無に関係なく、誰もが学びやすい社会となるよう教職員、国や地域が一丸となって、全ての児童生徒たちの教育を担わなければなりません。
日高教は、その一翼として本年も頑張って参ります。

学校図書館の国際ネットワーク化
公益社団法人全国学校図書館協議会理事長 森田 盛行

謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

今年は、学校図書館機能の高度化を目指し、8月に全国研究大会と国際大会を開催します。8~10日、神戸市において「第40回全国学校図書館研究大会(神戸大会)を開催します。約2500人の学校図書館関係者、研究者、教育行政の方々が参加し、約100分科会で研究発表・実践発表・シンポジウムなどを行います。

22~26日、東京の明治大学において「2016国際学校図書館協会東京大会」(2016IASL東京大会)が開催されます。毎年、国際組織である国際学校図書館協会(IASL)と開催国の学校図書館団体などと主催で各国で開催され、日本では初めて開催されます。

同時に、この国際大会を機に、2016年を「学校図書館年」とし、国全体で学校図書館の果たす機能、活動などの啓発活動を行います。

当会は、これらの研究大会や啓発活動に全面的に協力します。今後、国際的なネットワークを構築し、情報と人的な交流を図り、学校図書館の活性化に取り組んでまいります。

健やかな成長を願う
全国養護教諭連絡協議会会長 木嶋 晴代

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

近年の社会環境や生活環境の急激な変化は、子どもたちの心身に関わる健康問題をより深刻化、多様化させています。養護教諭は、このような子どもたちの抱える健康問題を的確に把握し、見極め、一人ひとりに寄り添ったきめ細やかな対応に当たることを常に心がけているところです。また、学校保健活動のセンター的役割を果たしている保健室は、学校経営の視点に立ち、学校教育目標の具現化に向けて保健室経営の充実を図っています。その一つとして学校保健委員会などにおいて、アレルギー疾患や感染症、いじめや不登校、虐待などによる心のケアなどの健康課題を調査・分析し、学校・家庭・地域との連携や共通理解のもと子どもたちへの支援を組織的・計画的に進め、見守り育てています。

子どもたちの尊い命を守り、健やかな成長を願い、健康教育のさらなる推進に精一杯努めて参ります。今年も皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

学校教育への確実な貢献を
全国公立小中学校事務職員研究会会長 鳥本 安博

新年明けましておめでとうございます。

チームとしての学校の在り方、そして地方創生の実現に向けた学校と地域の連携や協働の在り方などが大きな課題となる中、事務職員には、学校マネジメントを担っていく役割が大きく期待されています。学校マネジメントを事務職員としてどのように担い、学校運営にどのような成果をもたらせられるのか、学校の課題解決に向けて他の教職員と協働しながら学校教育への貢献を確実に果たすことができるのかが問われているといえます。

本会は、これらの期待に応えるべく、学校組織全体の総合力を高めていくことにつながる新しい時代の事務職員の役割と学校運営組織や事務組織の在り方を追究するとともに、真にマネジメント力が発揮できる事務職員の育成の在り方などについて提言ができるよう、真摯に研究活動に取り組んで参ります。
本年も、本会へのご支援をよろしくお願い申し上げます。

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