平成28年度 年頭所感 (12)

複雑・困難化する問題へ対応
全国公立学校事務長会会長 脇田 祐光

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

本年8月4、5日に富山県富山市の富山国際会議場で第40回研究協議会ならびに総会が開催される運びとなっており、本会としてこれまでの歴史と伝統、実績の集大成の記念大会とすべく、全力で取り組んでおります。全国から多くの事務長の参加のもと、大成功をと決意しています。

さて、現代は、大きな転換期あり、学校も新しい時代に対応した組織に変化してゆくことが求められています。中教審が答申する「チーム学校」は、その在り方を示すものとなっています。私たち事務長には、学校長を補佐しながら、チーム学校として専門性を持ったスタッフと教職員が一丸となって、複雑化・困難化する学校現場の教育問題に対応する組織と改革してゆく責務があるのだと理解しています。そのことに大情熱を持って努力していきたいと思っています。

最後になりますが本年も、本会へのご理解・ご協力をよろしくお願い申し上げます。

子どもたちへ幅広い栄養支援を
公益社団法人日本栄養士会会長 小松 龍史

栄養教諭により本格的な食育が行われるようになり12年経ちました。食は人が生命を維持し心身ともに健康に生きるための生活の基本です。自立した食の営みを育む教育の最前線としての学校給食と栄養教諭に期待を寄せたいと思います。

ところで日本栄養士会は教育・医療・保健・福祉・事業所など、さまざまな職域の管理栄養士・栄養士間の連携を常に模索しています。教育分野の栄養教諭や学校栄養職員の皆さまの基礎資格は管理栄養士・栄養士です。教育分野の多くの皆さまが日本栄養士会に加入していただいていることを大変心強く思っています。なぜなら、成長期、思春期の偏食、肥満や痩せ、そしてアレルギーや糖尿病などの疾患など多様な栄養問題があります。幸い医療や福祉、そして自治体や地域にも多くの管理栄養士・栄養士がいます。職域の壁を越えて協働して、子どもたちへの幅広い栄養支援を実現しましょう。

食育を担う栄養教諭の役割
公益社団法人全国学校栄養士協議会会長 長島 美保子

新年、あけましておめでとうございます。

食は生きる上での基盤です。学校における食育は、食育基本法・学校給食法・学習指導要領などに明記され、教育活動全体を通じて行うこととして取り組まれてきました。栄養教諭は、いまだ配置数が少なく、各県における配置格差も大きい中で、学校における食育推進の中核となって学校給食の管理と給食を教材にした食に関する指導を推進してきました。

近年ますます、子どもを取り巻く生活環境が多様化する中、食生活の乱れに起因する偏った栄養摂取や子どもの食の貧困など課題が山積しています。私たちは、子どもたちにとって身近な食である学校給食の充実を図り、給食を教材として食に関する指導に情熱を持って取り組んでいきたいと思います。食を通してしっかり子どもたちに寄り添える栄養教諭を目指して、教職員との共通理解を図り、チームを組んでいきたいと考えます。

生涯くすりと正しく付き合う
公益社団法人日本薬剤師会常務理事 村松 章伊

明けましておめでとうございます。

一生涯薬を飲まずに済む人はほとんどいないでしょう。薬は正しく使えば正に薬ですが間違って使えば薬物乱用であり、まさに毒にも薬にもなります。医療機法でも国民に対して薬を正しく使用するよう求めています。従って子どたちが社会に出る前に学校で薬の正しい使い方を教えなければなりません。現代ではさまざまな情報を簡単に入手できますが、それらは正しいものばかりではありません。子どもたちにはそれら情報の成否を判断できる力(メディアリテラシー)をつけさせなければなりません。ここに「くすり教育」の重要性があります。

学校薬剤師は学校環境衛生の指導助言はもちろん、「くすり教育」でもその専門的知識を生かして先生方のお手伝いをしています。子どもたちが生涯を通じてくすりと正しく付き合い健康で過ごせるよう祈念し、新年のごあいさつといたします。

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