「ありがとうの手紙コンテスト」で表彰 洗濯機に温かいまなざし

家族、先生たちと一緒に
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「せんたくきさん、いつもありがとう」。千葉県野田市立南部小学校2年生の山本歩実さんは、温かいまなざしの中で、感謝の気持ちを手紙に書いた。これが(株)ファミリーマート主催「ありがとうの手紙コンテスト2015」関東2ブロック低学年の部で、最優秀賞を受賞した。1月中旬には同校で表彰式が行われ、表彰状と副賞が贈られた。

山本さんの手紙は、「せんたくきさん、こんにちは」で始まる。

「夏休みの間、せん面所からガラガラ、ゴトゴト音がして、何の音かなと思ったら、あなたの音だったのね。朝から夜までずーっとおしごとしていたんだね」と、ねぎらいの言葉が続く。

「うちのお母さんは、何回もせんたくするんだ。パジャマや下ぎ、沢山のお洋服、お手ふきタオルやバスタオル。『夜中にも汗をかくから、あらってさっぱりさせようね。』とシーツやタオルケットまで、毎日あらっちゃうんだ」と、洗濯機の奮闘ぶりを記す。「たまに、せんたくざおに、大きな布が干してあってふ思ぎに思っていたらカーテンだったのね。その日は、おへやいっぱいにお花のかおりがしていたよ」と、ほのぼのとした光景が目に浮かぶ。

審査員からは、「洗濯機に『ありがとう』を伝えたいという気持ちが、子どもらしくて愛らしい」と高い評価を受けた。

このコンテストは、未来の担い手となる子どもたちの豊かな感性を育てようと、平成21年から実施している。今年度7回目には、4万2789通の応募があった。

フリージャーナリストの池上彰さんを審査員長とする審査員5人が厳正に選び、最優秀賞が全国7ブロックから低・中・高学年ごとに1人ずつ21作品。審査員特別賞は全35作品。学校・団体賞が全7校・団体となった。

表彰式ではまず、同校の高橋宏校長が、「普段は何気なく使っている洗濯機のありがたさに気付いたのが素晴らしい。おうちの人とのふれあいや感謝の気持ちが伝わってきてよかった」と祝いの言葉を述べた。

また、同社の今木耕司審議役・千葉ディストリクト統括部長は、「日ごろ、あまり気に留めない洗濯機にありがとうの気持ちを伝えていていい。お母さんが家族のために一生懸命に洗濯している姿も目に浮かんだ。文章もいいし、絵も上手」と絵にも言及した。

受賞した山本さんは、「いつも汚れた服をきれいにしてくれるので、洗濯機にありがとうを伝えようと思った」とし、選ばれたのを知ってびっくりしたと振り返った。受賞作は、同社のホームページで提示している。各店舗にはポスターが張られ、店内放送でも随時公表する。

受賞作品をまとめた冊子を作り、応募者が在籍する学校のほか、全連小、全国小学校国語教育研究会、全国道徳教育研究会、(社)日本家庭生活研究協会などの後援団体に配布する。

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