(点描 東西南北)2016年2月上旬のニュース

▽不適切行為で愛媛県中学校教諭が懲戒免職
愛媛県教委は2月9日、女子生徒に不適切な行為をした市立中学校の男性教諭(36)を懲戒免職にした。同教諭は今年1月に3回、女子生徒をメールで誘うなどして、放課後の教室や駐車場の自家用車内で不適切な行為に及んだ。生徒が養護教諭に打ち明けて発覚。校長らの調査で教諭が事実を認めた。

▽千葉県公立高校入試選抜で事故
2月9日に実施された千葉県公立高校の前期選抜で、入学者選抜に関する事故が2校であった。1校では、受検者1人が、英語の問題の解答用紙を誤って自宅に持ち帰った。担当者は、解答用紙が回収されていないのに気付いていなかった。もう1校では、本来は問題を解くために検査室に携帯する三角定規を、かばんにしまうよう指示があり、受検者が作図の問題を解けなかった。

▽鳴門教育大学が教員就職率3年連続1位
鳴門教育大学の学校教育学部を平成26年3月に卒業した学生の、9月末時点の教員就職率(大学院進学者と保育士就職者を除く)が、全国の国立教員養成大学・学部の中で1位だった。同学が教員就職率でトップとなるのは、3年連続。教員就職率は89.1%で、全国平均の68.7%を大きく上回った。

▽秋田県教委が主権者教育で初の研修会
秋田県教委は2月10日、選挙権年齢の引き下げを受け、同県内の高校の教頭や地歴・公民科の教員らを対象に研修会を開催。約150人が参加し、主権者教育の進め方や、生徒が行う政治活動への対応について、理解を深めた。選挙運動の規制について、18歳未満は選挙運動をできないが、ポスター貼りなどの単純労務は差し支えないなどと説明。アルバイト扱いにするかなどは各校則に沿って対応してほしいとした。

▽神戸市教委発表のいじめ解消率100%に疑問の声
神戸市教委は、平成25、26年度の小・中学校のいじめ解消率について、年度内に全て解消していないのに「解消率100%」と公表。これに対して疑問の声が上がっている。文科省の調査には、年度内の解消率を25年度は小学校95.4%、中学校97.7%、26年度は小学校95.6%、中学校95.3%と報告していた。年度内に解消しなかった事案について市教委は、年度をまたいで指導をした結果、次年度に全て解消したため、「100%」の表記になったと説明している。

▽大阪市の小学校長がPTA会費着服で懲戒免職
大阪市教委は、平成20年度から23年度まで教頭を務めていた同市立小学校で、PTA会費を着服した男性校長(55)を懲戒免職にした。自身が管理していた口座から約480万円を引き出し、そのうち約120万円を私的な買い物や住宅ローンの返済にあてていた。別の小学校に赴任する際、着服を隠すために口座を閉鎖。新たな口座に着服したのと同額を入金し、後任に引き継いでいた。

▽名古屋市教委で組体操の段数規制
名古屋市教委は2月12日、事故が多発している組体操の「ピラミッド」を4段、「タワー」を3段までとするガイドラインをまとめ、市立小・中学校に通知した。最上段の子どもの足の位置は、補助する教員の手が届く高さとし、地上から2メートル以下と定めた。愛知県教委は、「ピラミッド」5段、「タワー」3段を上限としている。

▽山形県で教科横断型独自テストを予定
山形県教育庁は2月12日、平成28年度から同県内の全小・中学校で、独自の学力テストを実施すると発表。教科の枠を超えて知識を活用する力を測る教科横断型の内容で、全県を対象に行うのは全国で初めて。児童生徒が主体的に取り組む「探究型学習」の検証と促進を狙いとし、分析した結果を授業改善に生かす。対象は小学校5年生と中学校2年生。実施は10月を予定している。

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