活用力とチーム力で競う「科学の甲子園」 3月18~21日

出場の抱負を語った生徒と伊藤委員長
出場の抱負を語った生徒と伊藤委員長

全国の高校生たちが科学の知識や活用力を競う「第5回科学の甲子園全国大会」(国立研究開発法人科学技術振興機構主催)が、3月18日から21日まで、茨城県つくば市のつくば国際会議場などで開催される。大会概要と出場校が発表された。筆記1競技、実技4競技で実施される。

出場するのは、各都道府県から選抜された47チーム。実技のうち2競技は、内容が事前公開されており、出場する生徒らは、綿密な準備を経て本番に臨む。残りの2競技は、生物と物理分野からの出題で、詳細は当日に公開される。チームワークを生かした臨機応変な対応力が見どころだ。

今大会では、都道府県大会に668校、8261人が参加。全国大会では、出場校のうちおよそ3割近くの14校が初出場。1年生と女子生徒の参加数が増えたのが特徴だ。また平成25年度から始まった中学生向け大会「科学の甲子園ジュニア」の経験者が高校1年生として出場しているのも特徴。

第一線の研究者が登壇する特別シンポジウムも例年、注目の的となっている。今大会では、113番元素の発見者となった理化学研究所の森田浩介グループリーダーらが、科学の魅力や自らの経験を語る。

出場生徒を代表して、福島県立安積高校の阿部秀真さんと白銀航平さん、東京都立小石川中等教育学校の野村俊貴さん、森田瞭平さん、濱邉美佳子さんは、「学校と福島県の代表の名に恥じないよう、全力でがんばりたい」「全国の生徒たちから刺激を受けながら、楽しむのを目標に取り組みたい」と、大会に向けた抱負を語る。

伊藤卓科学の甲子園推進委員会委員長(横浜国立大学名誉教授)は「学校の教科内容にとらわれない課題を通じて、考える力の大切さを知ってほしい。グループでの取り組みでチームワークを醸成し、次代の科学分野を担う高校生たちの交流を促進してほしい。初出場校による旋風や、ジュニア大会での経験を生かした高校1年生の活躍にも期待したい」と述べる。

大会は、会場で無料で観覧できるほか、実技競技や表彰式の模様は大会公式サイト(http://koushien.jst.go.jp/koushien/)でライブ視聴が可能。

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