(点描 東西南北)2016年3月上旬のニュース

▽滋賀県が教採の日程を前倒し
滋賀県教委は3月4日、平成29年度教員採用試験を前年より9日早い7月9日から始めると発表した。志願者を増やすのが優秀な人材の確保につながるとし、これまで日程が重なっていた京都や大阪とは試験日をずらして併願を可能にする。

▽大分県宇佐市教委が飲酒の自粛求める
大分県宇佐市の公立中学校長が3月5日、酒気帯び運転の疑いで摘発されたのを受け、同市教委は3月6日、緊急の校長会を開催した。同校長は、3月4日の夜に開かれた懇親会で酒を飲み、翌日午前10時前に摘発されたという。同市教委は緊急校長会で、小・中学校31校に対して、教職員同士で行う懇親会の自粛を求めた。

▽小学校長が保護者にわいせつ画像を送信
愛知県西尾市教委は3月8日、同市立小学校の男性校長(57)が、前任校のPTA活動で知り合った保護者の女性に、わいせつ画像を添付したメールを送っていたと発表した。画像は昨年7月に送信されていたが、11月になって、女性が市役所に匿名で投書したことで判明した。同校長は、既に退職願を出している。同県教委は事実関係を調査し、厳重に処分する方針。

▽大阪市教委が学力重視の教採へ
大阪市教委は、平成29年度教員採用試験から、筆記試験を重視する方針。基礎学力の高い人材を確保するため、第1次の筆記で基準点を満たさなければ、個人面接を受けられない方式とする。第2次では筆記と面接両方の基準点を上回った者のうち、原則として筆記の得点が高い順に合格とする。

▽東京都北区で「ピラミッド」「タワー」禁止
東京都北区教委は3月9日、組体操について、児童生徒の安全確保を最優先として基準を定め、区立小・中学校に通知した。「ピラミッド」「タワー」は全面禁止。「サボテン」「トーテムポール」「飛行機」「トラストフォール」などの技には、細かい基準を設けた。特定の技を挙げて禁止するのは、23区で初。

▽無免許指導の教員を刑事告訴へ
山形県教委は3月9日、約32年間にわたり教員免許を持たずに県立高校で保健体育を指導していた元女性(55)について、教育職員免許法違反容疑で刑事告訴する方針を明らかにした。また昭和59年4月の採用時には、58年3月に中・高校の保健体育の教員免許を授与されたと虚偽の記載をした履歴書を、学校側に提出していたのも判明した。これまでに支払われた給与については、返還を求めない見込みだが、退職金は支給せず、共済年金も支払われない方向。

▽大阪府立高校で絶対評価初の入試
大阪府の公立高校は3月10日、一斉に入試を行い、約5万人が受検した。平均倍率は1.16倍。府の入試は、平成15年から昨年まで、前期と後期に分けて実施されていたが、今年から再び原則1本化された。また内申点を絶対評価に変更してから初の入試となり、評価のばらつきをなくすため、今年に限り、全国学力調査の結果を活用している。

▽名古屋市教育長に市人事委事務局長
河村たかし名古屋市長は市教委の新たな教育長に、杉崎正美市人事委員会事務局長(58)を起用する方針。3月10日の議会運営委員会で、この人事案を提出した。同市では、現在の下田一幸教育長が3月で退職。同教育長は法改正前から在任しているため、首長に任命される教育長としては、同事務局長が初めてとなる。任期は今年4月からで、3年間。

▽校長が全校集会で「女性は2人以上出産を」
大阪市の市立中学校長(61)が、2月29日の全校集会で「女性にとって最も大切なのは、子どもを2人以上産むこと。仕事でキャリアを積む以上に価値がある。子育てをした後に大学で学べばよい」などと発言していたと判明。市教委は処分を検討している。

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