ユネスコスクール 全国ネットワークの発足へ

設立企画会の概要まとまる

1月30日に都内で行われた「ユネスコスクール全国ネットワーク設立企画会」の会議報告書が、このほど取りまとめられた。今会議では、各地域のネットワークについて現状を発表し、全国的な活動を進める上でのヒントや課題を共有。地域に根差す重要性や、連携の方法、具体的な交流内容などに関する意見が挙げられた。

今会議は、文科省の委託事業。平成27年度日本/ユネスコパートナーシップ事業の一環として、同省と(公財)ユネスコ・アジア文化センターが主催した。

地域のネットワークについて発表したのは、神奈川、京都、大阪、岡山の各府県。校種の垣根をなくした取り組みやネットワーク形態の工夫、企業やNPOとの連携など、各地の現状や経験に基づく助言が述べられた。

それを受け、グループワークを実施。会議参加者が、全国ネットワークの目標、運営、情報共有の方法について話し合った。

報告書で紹介されている主な意見は、「震災の復興支援、エコロジー、福祉など、大きな枠組みでの交流が必要」「分野別で交流・研修・発表などの勉強会があるといい」「教員の異動で継続が困難になることもある。理念や教育活動を残すため、地域を巻き込むのが大切」「『全国』と『地域』の中間にあるASPUnivNetやNPOなどと連携すれば、頻繁に集まれるし、地域で活性化もできる」「連携を仲介してくれる支援センターがあるといい」――など。

『私たちは、互いに学びあい、活動の質を高めていくために自発的に組織されるユネスコスクール同士の全国ネットワークをつくります。そして、ユネスコスクール間の交流や協働を推進し情報交換・活用の仕組みを充実させます』――。これは、平成26年11月に採択された、ESD推進のためのユネスコスクール宣言(ユネスコスクール岡山宣言)に記述された、「私たちのコミットメント」の一部。

この誓いを受けて、加盟校の教員有志が、ユネスコスクール全国ネットワークの立ち上げを提案。今会議の開催につながった。

昨年12月5日に開催された「第7回ユネスコスクール全国大会」でも、閉会式において、全国ネットワークの結成を誓う団体の代表者が登壇。今後の連携を推進するべく決議表明をしていた。

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