(点描 東西南北)2016年4月上旬のニュース

▽日本語指導教員を新たに配置
 佐賀県教委は4月1日付で、教職員と教育庁職員の人事異動を発令。県内で増えている、日本語指導が必要な海外出身の児童生徒への日本語教育の充実を図るため、佐賀市の小学校2校に、指導教員1人ずつを新たに配置する。教え方を探り、多文化共生社会を支える方途として、県内に指導ノウハウを広げる目的もある。

▽いじめ自殺で両親が再調査申し立て
 福島県会津地方の県立高校2年生女子生徒が昨年9月中旬に、校舎の女子トイレで首をつって自殺した問題で県は4月1日、生徒の両親が再調査を申し立てたと発表した。いじめがあったと認めながら自殺との因果関係を認定しなかった県教委の第三者委の調査結果は不十分として申し立てた。県が要否を検討し、必要性を認めれば、県が設置した別の調査委が、再調査に入る。

▽神奈川県内最古の木造校舎が全焼
 4月3日午前5時ごろ、相模原市緑区の市立青根小学校で「煙が上がっている」と近隣住民から119番通報があった。神奈川県警津久井署員や消防が駆けつけ、約2時間45分後に火は消し止められたが、木造2階建て校舎約1250平方メートルが全焼。けが人はなかった。校舎は昭和16年に全焼し、18年に建て替えられた、県内最古の木造校舎。市の登録有形文化財に指定されていた。今年度の児童数は4人。同署で出火原因を調べている。

▽“18歳選挙”で教員向け指導事例集
 兵庫県教委は、“18歳選挙”への移行を踏まえ、政治教育に関する教員向け指導事例集を作成した。文科省などによる副教材の使い方や、政治教育の注意点を解説した内容。昨年10月、県教委は県立高校の校長や教員、有識者らで構成する副教材活用検討委を発足させ、事例集づくりに向けて議論してきた。本編47ページ、資料編26ページ。

▽昨年度に組体操で39人が負傷
 岡山県岡山市教委は、昨年度に組体操で小学生39人が負傷していたと、4月5日に公表した。市教委は同日、同市役所で「組体操の実施における説明会」を初めて開き、ピラミッドなどでは高さを2メートル以内に規制し、事故防止の徹底を図るとした。

▽水の事故を受け救命胴衣着用呼びかける
 新潟県上越市の高田公園で、高校生4人が乗った貸しボートが転覆し、1人が死亡した事故を受け、県は4月6日、水の事故に対する注意をサイトで呼び掛けた。県内の貸しボート業者などにも、利用者に救命胴衣の重要性を呼びかけ、着用を徹底するよう発信した。

▽学力トップ県への滞在型通学で児童生徒募集
 秋田県教委は、県内に滞在して小・中学校に通う県外の児童生徒を、4月中旬から募集する。全国学力・学習状況調査でトップレベルにある同県の教育を生かし、子育て世帯を呼び込み、移住・定住につなげたい考え。

▽記録性高い昔話をDVDに
 青森県鯵ケ沢町教委は、語り継がれてきた昔話6話を収録したDVD「鯵ケ沢のむかしこ」を製作。方言の「浜言葉」が使われる、記録性が高い作品で、町の地名や店名といった固有名詞が数多く登場する。収録作品は「さんこきつね」「光信公の鬼退治」など。町教委は「昔話を多くの世代に伝えるきっかけになれば」と期待する。

▽新年度のクラス分け資料が拡散
 大分県立宇佐高校で3月、今年度の新2年生181人のうち104人のクラス分け案が載った資料が生徒に漏れ、LINEによって生徒間に拡散していたのが分かった。本来は、始業式があった4月8日に生徒に発表されるはずだった。1年次のテストの学年順位情報も入っていた。見つけた生徒を含む21人が、この資料を目にした。

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