(点描 東西南北)2016年5月中旬のニュース

▽縄文早期の土器などで出前授業
佐賀市教委は今年度、市内小学校11校を回り、市内にある東ひがし名みょう遺跡から出土した土器片や動物の骨、貝殻に触れる出前授業を行う。同遺跡は、約8千年前の縄文時代早期の湿地性貝塚群。粘土層に覆われ、空気に触れず、貝殻のカルシウム分が土壌を中和したので、木製の編みかごなども腐敗せずに残っている。

▽ウィッツ青山の転編入生で受講完了認定
株式会社立ウィッツ青山学園高校(三重県伊賀市)の不適切な教育活動で、複数の広域通信課程生徒に再履修が必要となった。これに対応するため市教委が設置した履修認定委が4月15日、初会合を開催。同日、3月に回復措置を受けた平成27年度卒業見込みの生徒のうち、3年次転編入生19人の受講完了を認定した。

▽殴られた児童の意識不明受け臨時校長会
東京都足立区立小学校4年生男児が同じクラスの男児に殴られ、意識不明になったのを受け、区教委は4月15日、区立小・中学校長を集めた臨時校長会を開いた。けんかが清掃時間に発生しており、児童生徒に指導すべき基本事項の確認を求めた。

▽セクハラで懲戒
東京都教育委員会は4月15日、女性職員にセクハラメールを送ったなどとして、公立中学校の男性教諭(27)を停職1カ月の懲戒処分にした。都教委によると教諭は、昨年11月、勤務校の女性職員に「○○さんが好きで、くっつきたくなっちゃうのです」など不適切な内容のメールを繰り返し送信。抱きついたり衣服の上から胸を触ったりしたという。

▽希望児童生徒に放課後英会話教室
英語教育に特化した一貫教育を進めている和歌山県古座川町教委は4月18日、町内の小・中学生のうち希望者に、放課後英会話教室を始めた。

▽学力向上支援サポーターを募集
大阪市教委は、市内児童生徒のための学力向上支援サポーターを募集している。▽学びサポーター▽学習サポーター▽理科補助員があり、高校生を除く18歳以上であれば、資格・免許・性別を問わず応募できる。時給の報奨金が出る。

▽熊本地震被災高校生受け入れを柔軟に
千葉県教委は熊本地震を受け、4月20日までに、地震で被災した高校生が同県内に避難してきた場合に、転入学試験の実施時期などを柔軟に対応して調整するよう、県立高校に通知した。特別支援学校に通学していた児童生徒も柔軟に受け入れる構えだ。

▽耐震化完了の体育館も損傷
熊本県で、前震、本震に続いて余震が続くなか、耐震化工事が終了している熊本市内の小・中学校24校の体育館で、損傷が見つかった。同市教委が倒壊の危険もあるとして、学校への避難者を校舎などに移動させていた。

▽教採1次で集団面接
兵庫県教委は4月21日、神戸市を除く来年度に採用する公立学校教員の募集概要を発表。これまで筆記試験で実施していた第1次に集団面接を導入し、人物重視の採用を目指すとした。受験者8人ほどずつで行い、積極性や共感性など5観点で評価する。

▽阪神大震災経験した教員チームが熊本支援に
兵庫県の教職員でつくる震災・学校支援チーム「EARTH(アース)」の隊員が、熊本地震の学校避難所を訪れ、支援している。避難所運営や学校再開などについて、阪神・淡路大震災の教訓を踏まえた支援に、期待は大きい。

▽学校給食への異物混入で講習会
学校給食に金属片などの異物混入が続いたこれまでの事案を受け、佐賀県内の市町教委が連携し、緊急対策を実施することになった。食材納入業者と調理責任者を対象に、異物混入に特化した講習会を、5月中に開催する。食材の加工と調理段階に重点を置き、関係者が一体となり、学校給食の安全安心を徹底する。

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