(点描 東西南北)2016年5月下旬のニュース

▽東京都足立区の小4けんか「いじめ確認できず」

東京都足立区立の小学校で4月14日、掃除中に小4男児が同級生に殴られて意識不明となった事案で、区教委が「聞き取り調査からは、いじめの事実は確認できなかった」と保護者会で説明した。警視庁は、殴った児童を、傷害の非行内容で児相に通告し、児童は一時保護された。被害児童は5月25日朝に亡くなった。同区教委によれば、被害児童の保護者が要望すれば、第三者委を立ち上げ、調査を行うとしている。

▽理科実験の薬品管理ずさん

札幌市教委の調べによれば、同市立小・中学校で、理科実験に使用する薬品の管理がずさんだった。管理台帳と実際の数量が違っていたほか、毒劇物を一般の薬品と同じ場所に保管していたなどがあったという。そのため市教委は、重大事故につながりかねないと、全325小・中学校に、管理の徹底を求める通知を発出した。

▽高校教員向けに主権者教育研修

18歳以上による選挙が、今夏の参院選で行われるのを前に、茨城県教委と県選挙管理委は5月18日、県立青少年会館で、高校教員向けの研修会を実施した。小野寺俊教育長は教員らに向け、「学校教育で政治的中立性の確保は不可欠だ。だが、それを考えるあまり、萎縮してなにもしないのでは本末転倒」と述べ、学校ぐるみで積極的に主権者教育を行うよう呼びかけた。

▽窃盗教諭を懲戒免職

さいたま市教委は5月19日、電車内で男性から財布を盗んだ疑いで逮捕された市立小学校教諭(23)を、懲戒免職にしたと発表。同教諭は今年度採用の臨時的任用職員で、算数を教えていた。

▽酒気帯び運転教諭を懲戒免職

宮崎県教委は5月20日、酒気帯び運転をしたとして、都城市立中学校の西雄太朗教諭(28)を懲戒免職にした。同教諭は3月11日夜、同市内の飲食店で3年生の保護者や他の教諭らと飲酒。仮眠後に運転し翌日午前4時ごろ、市内の県道で信号機に衝突し、物損事故を起こした。県警が書類送検し。その後、都城簡裁から罰金30万円の略式命令を受けていた。

▽暴力団員名乗った校務員を停職

北九州市教委は5月20日、酒酔いでタクシーの窓ガラスを割った上に、同市の特定危険指定暴力団工藤会組員を名乗りタクシー運転手を脅迫したとして、市立中学校の松本英大校務員(55)を停職6カ月の懲戒処分にした。市によると3月4日、飲酒後に知人女性と2人でタクシーに乗ろうとしたのに、女性だけを乗せて発車したため、バッグを投げて窓ガラスを割った。男性運転手が警察に通報すると「工藤会の人間やけ、命狙いますけね」と脅したという。若松署が器物損壊容疑で現行犯逮捕し、小倉区検は起訴猶予処分にした。

▽「戦争法反対」と生徒に署名求める

北海道苫小牧市の北海道苫小牧西高校で4月26日朝、教員2人が校門前で生徒らに「安全保障法=戦争法に反対する署名にご協力ください」と訴えるビラを配って署名を求めていたことが分かり、道教委が処分を検討している。同校はすぐに署名を中止させたが、教員が所属する道高校教職員組合は「全く問題はない」と反発。ビラは、登校する生徒200人ほどに手渡され、教員のうち1人は下校時にも校門前で署名を集め、生徒2人が署名に応じていた。

▽体罰で高校教諭を減給

新潟県教委は5月20日、県立高校の50代男性教諭を、生徒に体罰を加えたなどとして、減給2カ月(10分の1)の懲戒処分とした。同教諭は昨年10月から11月にかけて、期限までに提出物を提出しかったとして、男子生徒ら2人の頭や顔を複数回たたいた。今年1月にも、全校生徒を対象に実施した「体罰実態調査アンケート」を回収した際、他のクラスの生徒が自身の体罰について書いた部分を消しゴムで消して改ざんしていた。

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