ESD推進へ一層の決意示す 日本持続発展教育推進フォーラムが総会

ユネスコスクール大会など検討

特定非営利活動法人日本持続発展教育推進フォーラム(理事長・木曽功千葉科学大学長)は6月10日、東京都内の同法人第2事務局で平成28年度総会を開催した。昨年度事業を総括するとともに、第8回ユネスコスクール全国大会、第7回ESD大賞などを含む今年度の事業計画および収支予算案などを可決した。

役員の改選を行い、理事長には、元ユネスコ日本政府代表部特命全権大使を務めた木曽理事長がが再任した。同理事長は、「あらゆる場で持続可能な開発のための教育(ESD)の重要性を訴えてきた。思い入れはとても強く、ESD推進に一層力を尽くしたい」とあいさつした。

さらに、「さまざまな場と機会を通じてESDの重要性を訴えてきた。日本でESDを進めていくためには推進組織が必要という思いが強く、同フォーラムの立ちあげと取り組みには強い思い入れがある」と活動への熱意とこれまでを振り返った。「今後もESD促進に力を尽くしたい」と抱負を述べた。

今年度事業計画では、日本とユネスコのパートナーシップ事業である第8回ユネスコスクール全国大会とESD研究大会の開催、第7回ESD大賞の実施などが示された。
同全国大会は、12月3日に石川県金沢市の金沢大学で実施する。テーマを「つなぐ~全国へ、世界へ、そして次世代へ、未来へ」(案)と設定した。
文科省の要望を踏まえ、一層多くの教員がESDに取り組めるよう、ユネスコスクール同士の連携を深め、ESDの意義と実践の普及を図る。ユネスコスクール参加校の拡大や実践のさらなる改善充実、実施校の連携強化を目指す。

そのため、ユネスコスクールの国内外の交流事例を研究協議する研修会、海外の好事例を示す特別講演、ESDの実践拡充に向けた方法を探究するパネルディスカッション、多様な実践を報告するポスター、ブース展示などを行う予定。ユネスコスクール同士で意見交換や研究協議を進めるためのテーマ別交流研修会も工夫する。協議テーマについては、近く全ユネスコスクールを対象にアンケートを実施し、その結果を参考にしてテーマを設定。10~12分科会を設置する予定だ。

合わせて、ESD大賞での成果発表と顕彰で、実践改善へのモチベーションアップを実現していく。
大会の概要(案)は表の通り。

理事会の協議で、元全日本中学校長会長の佐野金吾理事は、「大会の初期は小学校の実践が大半であったが、年々、中・高校の事例も増えている。自治体のバックアップも重要」と感想を述べた。
宮城教育大学長の見上一幸理事は、「グローバル化を視野に、今回の大会では、海外と日本の学校が直接交流する機会を得るためのスケジュール調整などが行えたら」などのアイデアも出した。

第8回ユネスコスクール全国大会
―持続可能な開発のための教育(ESD)研究大会概要(案)開催日:12月3日(土)午前10時~
会 場:金沢大学(石川県金沢市角間町)
主 催:文部科学省 日本ユネスコ国内委員会
共 催:特定非営利活動法人日本持続発展教育推進フォーラム、金沢大学、金沢市、(公財)ユネスコ・アジア文化センター、(公社)日本ユネスコ協会連盟
大会テーマ:「つなぐ―全国へ、世界へ、そして次世代へ、未来へ」(案)大会進行案:
▽9:30 受付開始
▽10:00 開会式
▽10:20 パネルディスカッション「つなぐ―全国へ、世界へ、そして次世代へ、未来へ」(案)
▽11:45~ 休憩、ランチョンセッション
▽13:15 テーマ別交流研修会(10~12分科会設置予定)・ポスター発表 ユネスコスクールの先進的事例発表
▽15:10 特別講演「ユネスコスクールの海外事例に学ぶ」
▽16:00 全体報告会
▽16:45 閉会式(第7回ESD大賞表彰式)
▽17:30 情報交換会
※ブース展示発表 企業・団体のESD実践事例の紹介◎参加申し込みは、9月から行います。詳細は決まり次第発表します。

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