(点描 東西南北)2016年6月下旬のニュース

▽若手栄養士が食育活動で子どもの成長手助け

徳島県内の若手栄養士でつくるグループ「TIME徳島栄養士団体」が、子どもの成長を食で手助けしようと食育活動に乗り出した。「子ども食堂」を開いて安価で栄養バランスの取れた食事を提供したり、食育イベントを開いて家族で食卓を囲む良さや食事の大切さを伝えたりしていく。メンバーは、20代~30代の管理栄養士と栄養士7人。6月5日には子ども食堂を徳島市内のカフェで開き、親子連れら100人ほどに、夏野菜を使ったカレーとコロッケを提供。次回は秋ごろ開催する。保護者を対象にしたセミナーや栄養相談会も開く。7月9日には、同市内で、添加物が子どもに与える影響などを知ってもらうセミナーを開催する。

▽サービス拡大でClassi導入1400校へ

(株)ベネッセホールディングスとソフトバンク(株)の合弁会社Classi(クラッシー)(株)は今年4月から、小・中学校、専門学校、大学にサービスを拡大。これにより有料版「Classi」導入校は、今年度、高校を含めて約1400校になる。小・中学校向けには学習履歴を一元管理する「生徒カルテ」を拡張し、ベネッセが提供中の学校教育用タブレット学習ソフト「ミライシード」と連携する。専門学校・大学向けには、高校向け「Classi」と同様、学習状況や成績、活動履歴などが蓄積される「生徒カルテ」や、教員同士が情報共有を簡便にできる機能のほか、リメディアル教育に活用できるコンテンツも用意。教員の業務効率化を支援する。

▽鳥取県が全国学力調査結果を独自分析

鳥取県教委は6月16日、今年度の全国学力・学習状況調査について、県独自に実施した抽出調査の結果を公表した。県教委は、学力調査対象学年の各学級から3人(小6から613人/抽出率13%、中3から516人/同10%)を抽出。文科省から例年8月末ごろに公表される全国学力調査の結果と分析の公表を待たずに、独自に抽出サンプルの分析を進め、学習指導の改善につなげげるのがねらい。小学校国語では、話し手の意図を捉えながら聞き、話の展開に沿って質問するなどに、中学校数学では、加えるべき条件を判断し、それが適している理由を説明するなどに課題が見られた。

▽教員免許偽造で採用取り消し

秋田県教委は6月16日、男鹿市立男鹿東中学校で英語科を担当していた男性臨時講師(27)の採用を、10日付で取り消したと発表。教員免許状を偽造して指導しており、有印公文書偽造などの疑いがあるとして県教委は5月30日、男鹿署に通報していた。男性は今年4月の採用後、インターネットの画像を加工し、本物と似た台紙を使って教員免許を偽造。学校にコピーを提出した。県教委は5月24日、教員免許を管理するシステムと照合し、教員免許を取得していないと分かった。

▽道内初の遠隔教員研修

ネットを活用した遠隔システムによる教員研修が6月21日、北海道釧路湖陵高校で行われた。道立教育研究所と道内高校を結んだ研修で、道内では釧路が初めて。江別市にある同研究所員が、モニターを通じて会場に集まった教員に講演や指導をした。会場からは発表や質問が所員に届いた。遠隔システムでは、出張に伴う経費や時間の軽減が図られる。所員による研修態勢も、これまでの3人から2人となり、今後は1人態勢も視野に入れているという。

▽情報モラル診断の教委向け管理機能を提供

情報セキュリティ企業のカスペルスキーは6月23日、「情報モラル診断サービス」に関して、教委向け管理機能の提供を始めると発表した。同診断サービスは、小学校4年生から中学校3年生までを対象に、インターネットの利用状況やモラル、セキュリティ、関連法などについての質問を検定形式で実施し、その結果を分布図や全国比などで可視化する教員向けウェブサービス。小・中学校での情報モラル教育の、さらなる充実をねらう。

関連記事