地域連携で共同開発 特産大麦のシフォンケーキ

岡山県立高梁城南高校の環境科学科は、地域の事業所と共同開発したシフォンケーキの試作品を高梁市宇治町のイベントに出品。地域活性化への貢献として、生徒がイベント運営を担いながら、試作品のアンケートなどを行い、今後のケーキ改善などに役立てる学びを展開している。

同校では、耕作放棄地を生かした地域興し活動に取り組む宇治雑穀研究会と交流。今年度から、同会が栽培した大麦品種「キラリモチ」を使い、地域の事業所と協働しながら、オリジナルのシフォンケーキを開発した。

このケーキへの意見を集め、改善を図ろうと、このほど、地域市民センターで開催のイベントに出品。来場者に複数の味のケーキを試食してもらいながら、アンケートに答えてもらった。結果を踏まえ、ケーキのラインナップを考えていく予定。

今春、生徒たちは、地域市民センタースタッフから、ケーキの材料になる大麦栽培の経緯や地域の思いを学んだ。その上で、地元の洋菓子店社長からケーキ作りの基本的な流れを教わった。基本的な工程を押さえながら、生徒たちで、材料の薄力粉を大麦粉に変更したり、その配合を変える研究などを進めたりして、ベースになるプレーン味の試作品を完成。イベントへの出品と試食者の反応から、複数の味のケーキ開発につなげていきたいとしている。

これまでの学びで、材料に使うキラリモチの成分調査も実施。「食物繊維が豊富で変色しにくい」などの大麦の良さに加え、通常の大麦に比べて「水溶性食物繊維βグルカンが1.5倍含まれ、豊かなモチモチ感がある」との特性を見いだしている。

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