(点描 東西南北)2016年7月上旬のニュース

▽学校給食の一部発注忘れる

兵庫県宝塚市立小学校24校中5校の給食で7月1日、米飯を用意できず、3校でアルファ化米を提供、2校で副食だけとなったと、市教委が7月5日に発表。業者への連絡漏れが原因で、謝罪した。説明によれば、当日の献立を「たこめし」から「米飯」に変更。炊飯設備のない5校について委託業者に発注すべきだったが、市教委学校給食課が連絡を忘れた。その日の朝、米飯の納品がないのに気づいた小学校が教委に連絡し3校ではアルファ化米およそ2240食分を業者から取り寄せて対応。2校の約2千食分は、副食の牛乳、ナスのみそ汁、五目豆、でんぶだけの給食となった。

▽個人情報の拡散確認されず

佐賀県立中高の教育情報システムなどが不正にアクセスされた事案で、警視庁は7月8日、県庁を訪問。県教委が確認を求めていた個人情報の拡散は確認されていないと伝えた。また発覚した以外の侵入手口も「今のところ確認されていない」と説明した。

▽親子給食が不法だった

和歌山県新宮市教委は7月8日、実施してきた「親子給食」について、県からの許可を得ておらず、法律に違反していたと発表、「認識不足だった」と陳謝した。親子給食は、市立小学校などにある4カ所の調理施設で作った給食を、他の8カ所の小・中学校や幼稚園にも配食して実施している取り組み。建築基準法では、都市計画法に基づいて決めた用途地域「第1種住居地域」や「第2種住居地域」では、このような取り組みが「工場」と見なされ、認められていない。ただし、工場として環境を害する恐れがないと認められ、公益上やむを得ないと県が許可した場合は可能。同市教委では昨年12月、県からの文書によって、許可を得ていないので法律に抵触するのを認識。現在、県への申請手続きについて相談している。

▽教員採用試験でリスニング機器不具合

新潟県教委は7月10日、公立学校教員採用試験の中学校英語筆答検査で、リスニング機器に不具合があり、この検査が正常に実施できなかったと発表。受験者82人全員について、リスニング検査分は採点から除外するとした。同日実施の採用試験で、3つある検査室のうち1つの検査室で、CD再生が正常にできなかった。

▽全盲生徒に「時計見なさい」と発言の教諭が免職

全盲生徒に「時計見なさい」、右手にまひがある生徒に左手に熱い急須、右手にふたを持たせたなどの女性教諭を、大阪市教委は7月11日、分限処分で免職とした。女性教諭は、校長や地元から「指導が不適切」との訴えが出ており、指導不適切教員として認定され、1年間の研修を受けた。なおも「自分には課題はない」「課題が改善していないと言われる理由が理解できない」などと述べ、改善が認められず、教員として不適格として、分限処分とした。

▽中3自殺再調査の必要性なし

高知県南国市の橋詰寿人市長は7月11日、昨年9月に市立中3年男子生徒が自殺した原因を巡る第三者調査委の報告書が不十分として再調査を求めた生徒の両親に、「再調査の必要はないと判断した」との回答書を手渡した。

▽エネルギー教育カリキュラム作成委を発足

静岡県御前崎市教委は「エネルギー教育カリキュラム作成委員会」をこのほど発足させた。中部電力浜岡原発の立地市として、子どもたちにエネルギー問題への理解を深めてもらうのがねらい。今後3年間をかけて理科、社会、技術・家庭科の3教科で体系的に学べるカリキュラムを編成していく。同委員会は、市内5小学校と2中学校の各教科の担当教諭で構成。日本エネルギー環境教育学会会長の熊野善介静岡大教育学部教授と同大の奥野健二名誉教授、中電が協力する。5回以上の検討会議を経て、新たな教育課程を完成させるとしている。

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