(点描 東西南北)2016年8月上旬のニュース

▽教諭にけがをさせた技能職員を停職処分

横浜市教委は8月1日、市立小学校の技能職員を、停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。同男性職員は6月4日、運動会の後片付けをしている途中、職員室玄関付近で、前方から歩いてきた教員とすれ違う際に、左肩を左胸上部に故意にぶつけ、第二肋骨骨折のけがを負わせた。同職員は日頃から、同僚職員を粗暴な言動で威嚇するなど、不適切な言動を繰り返していた。監督責任を問われた校長は厳重注意とされた。

▽高校卒業程度認定試験の配布ミスで再試験へ

文科省は、8月4日に滋賀会場で実施した平成28年度第1回高校卒業程度認定試験で、試験問題冊子の配布に誤りがあったと発表した。配布ミスは、日本史A・Bと地理A・Bであった。誤りのあった1人に対してミスを詫び、再試験を実施することとした。

▽無免許運転で停職12カ月

宮崎県教委は8月10日、無免許運転を繰り返していた県立高校の男性教諭を停職12カ月の懲戒処分としたと発表した。同教諭は6月15日、無免許で自動車を運転したとして、道交法違反容疑で現行犯逮捕。古川区検に書類送検され、古川署員に身元確認を求められた際、弟の名を名乗るなど隠蔽を図ったという。県教委によるその後の調査によると、スピード違反などで平成25年12月に、同教諭は免許を取り消されていた。それにもかかわらず、部活動での部員の送迎などで、無免許運転を繰り返していたという。

▽いじめ苦自殺の可能性で第三者委

山口県教委は8月12日、生徒がいじめ苦自殺をした可能性があるとして、第三者委による調査を始めた。県警によると、7月26日深夜、同市のJR山陽線櫛ケ浜駅構内で、県立高校2年生男子が上り貨物列車にはねられて死亡。運転士は、生徒がホームから線路に下りたように見えたと話しているという。遺族は「いじめがあったのでは」とし、これを受けて県教委は、いじめ防止対策推進法などに基づき、「いじめ問題調査委員会」(委員長・田辺敏明山口大教授)に調査部会を設置。今後、生徒や教職員にアンケートや聞き取りを行い、事実関係を確認していく。高校が6月に実施したアンケートでは、いじめの情報はなかったという。

▽学校に侵入し職員室で飲食した教諭を停職

神戸市教委は8月15日、以前、自身が勤務していた同市の夜間中学校に侵入し、酒を飲んだり残っていた生徒用の給食を食べたりしたとして、市立支援学校の男性教諭を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。市教委によると同教諭は、2月27日夜、合鍵を使って学校に侵入。買ってきたビールを職員室で飲み、残っていた生徒用給食2人分を食べた。当日は土曜日で、週明けに出勤してきた教頭が気づいた。余った生徒用給食は通常、廃棄処分されるが、金曜日に余った分は週明けまで保管しているという。同教諭は「給食を捨てるのはもったいない。過去にも4、5回、同じ学校に侵入して給食を食べた」と話している。

▽小学生向けに「読書通帳」

埼玉県春日部市立庄和図書館が、小学生向けに「読書通帳」を発行している。銀行通帳と同じ大きさで、図書館システムと連携し、借りた本の記録を印字する。小学生と本との関わりを深めるのがねらい。1冊で216冊分を印字できる。図書館の担当者は、このサービスで、市内の子どもたちが親の車に乗って同館に来る姿が見られるようになったと話している。

▽教採試験で課題配布ミス

埼玉県教委は8月15日、平成29年度高校教員採用選考試験第2次試験「美術工芸」で課題を配布しないミスがあったと発表した。8月6日の同試験で、受験者に目玉クリップを配布し素描させる問題があったが、準備されておらず、配布できなかった。当該問題は採点の対象から外された。担当者が、翌日実施の模擬授業で使うものと勘違いしていたのが原因。

関連記事