(点描 東西南北)2016年8月下旬のニュース

▽2年前の飛び降りでいじめを認定

山口県美祢市教委のいじめ調査委は8月19日、市立小学校で平成26年11月に校舎3階から飛び降りてあごや鼻を折る重傷を負った6年生男児について、いじめがあったと認定。報告書を市教育長に提出した。当時、男児は「いじめられて飛び降りた」と、保護者に理由を話していたという。ただ、男児への聞き取りに関して調査委は、いま中学校で新しい生活を送っているとして、見送っている。

▽高校生が県庁でインターンシップ

「兵庫県庁インターンシップ」に高校生116人が、8月22日から26日まで参加した。電話対応や資料作成、県教委高校教育課のホームページ更新作業に当たった。仕事に携わる関心や意欲を高めようと、県教委が毎年行っている。

▽いじめ12校86件全て解決済み

北海道室蘭市議会総務常任委員会が8月22日開かれた。市教委は、▽昨年度に認知した小・中学校のいじめ件数は12校で計86件▽全て解決済み▽前年度よりも3校26件増えたと報告した。昨年度の内訳は、小学校が6校43件、中学校も6校43件。前年度比で小学校が4校・36件増、中学校が1校・10件減だった。

▽運動部活動顧問に戒告

岩手県教委は8月22日、中部教育事務所管内の県立高校30代男性教諭を戒告の懲戒処分にしたと発表。顧問を務める運動部で、3年生男子の頭を殴り、出血させた。同教諭は、匿名通報を受けて県教委が調査するまで、校長に報告しなかった。調べでは、同教諭は7月1日、練習中にふがいないプレーをしたと重さ数百グラムの競技用具で生徒の頭を1回殴り、額に軽傷を負わせた。6月にも同じ生徒の頭を平手で1回たたいた。

▽来年度以降も「EARTH」をフィリピンに派遣

兵庫県教委は8月22日、フィリピンに派遣して年2回ほど実施している学校防災支援を、来年度以降も継続すると発表した。派遣されているのは、教職員でつくる震災・学校支援チーム「EARTH」のメンバー。2013年11月の台風で甚大な被害を受けたセブ州などで、教育関係者らに助言している。現地では、教員の防災意識が薄いので、備えの大切さを伝えているという。

▽タブレット端末などを提供

「デジタル・ナレッジ みらいの教育基金」は8月23日、第1次募集期間分の助成先を公表した。島根県吉賀町教委の「吉賀町版家勉プロジェクト」や茨城県古河市立下大野小学校の事業などを助成する。吉賀町のプロジェクトでは、タブレット端末と周辺機器を提供。プロジェクト推進のためのアドバイザー業務も提供する。下大野小学校では、アクティブ・ラーニングの推進、先進的な教育を行う外部講師に関わる必要経費や資金提供の一部を助成する。

▽「まんが井原昔ばなし」がDVDに

岡山県井原市教委は、民話6話を各5分のアニメーション作品にして収めたDVD「まんが井原昔ばなし」を制作した。民話はすべて、地域で語り継がれてきた物語。実際の史跡が登場したり、教訓があったりする話を、合併前の旧井原市、芳井町、美星町の3地域から2話ずつ選んだ。市内の教育機関や公民館、近隣の図書館に配ったほか、販売もしている。

▽地域全体で子どもと関わる

和歌山県社会教育委員会議は8月22日、審議してきた「地域の未来を拓く子供を育てるために~地域全体で子供とどう関わるか」についての報告書を、宮下和己県教委教育長に提出した。同会議は小・中学校長やNPO団体の代表ら10人で構成。報告書では、地域で働く大人が子どもたちのキャリア教育に参加する「未来スクール」などの社会教育の取り組みについて事例を示し、(1)学校・家庭・地域が連携・協働する(2)社会全体で子供を守り育てる(3)故郷への愛着や誇りを育むの3本柱で提言がまとめられている。

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