多忙化解消の有効策探る モデル小中4校で3年間

多忙化解消に向けた協議
多忙化解消に向けた協議

静岡県教委

静岡県教委は、教育現場の現状や実情を把握して多忙化解消の有効策を研究する「未来の学校『夢』プロジェクト」を開始した。小学校2校、中学校2校を、そのモデル校に指定した。プロジェクト委員は大学教授、県教頭会代表、教員代表、PTA代表、民間コンサルタントら。モデル校では委員とともに3年間の研究を行い、その後、文科省に報告して成果の普及を図る。

4校共通の取り組みは、外部の視点を取り入れた校務の洗い出しと整理、教職員の意識改革、加配教員と配置時数を増やしたスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの活用状況の分析。8月から試行的な取り組みとして勤務時間に上限を設定した。年末からは、2カ月間に拡大して実施する。

プロジェクト委員による協議は教委会議室だけでなく、4校を会場に行われるのが特徴の1つ。

モデル校の富士市立富士見台小学校(内田新吾校長)は、▽毎週2回、子どもたちとふれ合う時間を確保▽毎週1回、放課後の教材研究時間を確保▽毎週1回の定時退勤完全実施▽「授業がわかる」「学校が楽しい」子どもの評価を100%に▽子どもにとってわかりやすい授業を展開した」教員の評価を75%に▽整理整頓された職員室——と設定。現在は、職員室の黒板に各自の退勤予定時刻が書いてあり、職員全員で共有し、互いの退勤時間を意識するようになったという。

(静岡支局)

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