関東の道路を学ぶ 初の中学生向け副読本

中学生向け副読本「関東の道路」の表紙と裏表紙の見開き/歌川広重の「東都名所 日本橋真景并ニ 魚市全図」(国立国会図書館蔵)。裏表紙側に現在の日本橋の写真
中学生向け副読本「関東の道路」の表紙と裏表紙の見開き/歌川広重の「東都名所 日本橋真景并ニ 魚市全図」(国立国会図書館蔵)。裏表紙側に現在の日本橋の写真

国交省関東地方整備局はこのほど、道路が果たす役割について学ぶ初の中学生向け副読本「関東の道路—歴史と役割」(A4判オールカラー46ページ、PDF版24ページ)を作成した。関東1都8県の公立中学校に、8月下旬から順次配布している。

副読本は、全4章と資料編で構成。内容は「道路の歴史」「自動車と道路」「道路の現状と役割」「進化する道路」。写真や図を多用し、道路について総合的に学べる。

大災害時の道路の役割については、支援物資の輸送を支える高速道路ネットワークや「道路啓開」について解説。道路啓開とは、発災後、緊急車両などが通行できるようにするため、1車線でも通れるように早急に最低限の瓦礫処理を行い、簡易な段差修正などによって救援ルートを開ける作業をいう。

東日本大震災の際に、岩手県釜石市の中学生が小学生の手を引き、高台の三陸縦貫道の釜石山田道路に避難した事例など、中学生に即したトピックも盛り込んだ。

同局は、今後の地域発展に向けて、社会科や総合的な学習などでの活用を期待している。

副読本は、同局ホームページからダウンロードできる。授業で活用できるよう、内容に対応する学習指導要領解説の該当箇所を示したリストも掲載されている。

小学生向け副読本「大震災に備える」
小学生向け副読本「大震災に備える」

また同局は合わせて、小学生向けの副読本「大震災に備える—命の道を考えよう」(A4判オールカラー38ページ、PDF版20ページ)を作成した。

道路の防災・減災について、首都直下型地震への備えを中心に総合的に学ぶ。

1都4県の公立小学校に、9月上旬から順次配布していく。

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