小3〜6が英語にどっぷり浸るキャンプ 多様な国のリーダーと生活

「ワールドフードマーケット」で値段交渉に挑戦
「ワールドフードマーケット」で値段交渉に挑戦

「イングリッシュ・イマージョン・キャンプ(EIC)2016」(公文教育研究会主催)が、滋賀県守山市と静岡県河津町で開催された。8月1日から24日までの期間中に4つのコースが行われ、英語を意欲的に学習する小学校3年生から6年生までの合わせて323人が、日本全国から集まった。コースは、3泊4日と5泊6日の各2日程。

キャンプでは、世界のさまざまな国や地域から集まった学生キャンプリーダーやスタッフたちと共同生活し、世界の共通語である英語にどっぷり浸る(immersion)体験をした。

どのコースも、初日には緊張した面持ちで参加していた子どもたちだが、キャンプの中で大きな成長を遂げた。英語を使った値段交渉に挑戦する「ワールドフードマーケット」や世界の環境問題を考える「エコヒーローズ」などのプログラムに参加しながら、キャンプリーダーに積極的に英語で話しかける姿が見られるようになっていった。

卒業式では、一人ひとりが参加者全員の前で、英語で自身の夢を堂々と発表するなど、それぞれ頼もしい姿を見せた。

公文教育研究会のEIC責任者である品川宏さんは、「英語に挑戦していく心を育むのはもちろん、世界各国の人たちとの共同生活を通じて、さまざまな違いを受け入れ、物事を考えられる人になってほしい」と語る。

キャンプで子どもたちをサポートしたのは、インドネシア、モンゴル、フィジー、ナイジェリアなどの国や地域から集まったキャンプリーダーたち。宗教や文化など多様な背景を持つ彼らとともに過ごし、子どもたちは、いろいろと学んだ。宗教上の理由で豚肉を食べない人がいるのを知ったり、いろいろな国の挨拶の仕方や風習を学んだりして、子どもたちは世界を身近に感じ、考え方や文化の多様性を学んでいった。

初めて参加した小学校4年生の河野萄子さんは「世界に興味がわいた。将来の夢は獣医さん。外国の人がペットを連れてきたとき、英語を使って話したい」と語る。参加した子どもたちは自分の夢や目標に向かって、この夏、大きな一歩を踏み出した。

このキャンプは、「これからの時代を生きる子どもたちに、英語でコミュニケーションできる力をつけてもらいたい。地球社会に貢献できる人材に育ってもらいたい」との強い思いで、平成13年にスタート。参加した子どもたちは、この16年間に延べ3千人以上。キャンプリーダーは約80の国と地域から延べ500人以上にものぼる。

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