ESD活動支援センターが始動 地方拠点を全国8カ所に

11月にフォーラム開催で呼びかけ

国連ESDの10年(2014年終了)後のわが国のESD推進体制を構築することを目指して今年4月に開設されたESD活動支援センター。ESD推進ネットワーク形成に向けて本格的に始動し、今後の活動に大きな期待が寄せられている。

同センターは、文科省、環境省の提案で生み出されたもの。まず、その経緯を見てみよう。

2014年にわが国で「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ世界会議」が開催された。これを機に、全国規模で分野横断的にESDを展開していくために様々な主体が参加できる全国的なネットワークとその支援体制の整備が求められるようになった。

これを受けて、ESDに特に関係の深い両省は15年1月、「全国的なESD活動支援体制(ESD活動支援センター)に係る体制整備を共同で提案。両省庁は関係者等とも協議を行い、その結果を踏まえ、15年7月、産学官民15人の委員から構成される「ESD活動支援企画運営準備委員会」を発足させ、全国的なネットワーク体制を担う「ESD活動支援センター」の設置に向けたESD推進ネットワーク体制の検討を進めた。今年1月には、開設に向けたスケジュールを決め、3月にESD推進ネットワーク構築の概要をまとめている。

センターはこのネットワークの中核を担っているわけだが、ネットワークの概要をみると、目的は「持続可能な社会の実現に向け、ESDに関わる多様なマルチステークホルダーが、地域における取組を核としつつ、様々なレベルで分野横断的に協働・連携して、ESDを推進すること」という。

このネットワークに参加する多様なステークホルダーが対等な立場で関わり、協働して運営をしていく仕組みを目指している。
またネットワークの体制は、主に次の4機関が軸になる。

▽ESD活動支援企画運営委員会=ネットワーク全体の活動の基本的方向などを議論する。
▽ESD活動支援センター=全国レベルでESD活動の支援を行う組織(全国的なハブ機能を果たす)。
▽地方ESD活動支援センター=広域的なブロックでのESD活動の支援等を担う。
▽地域ESD活動推進拠点=地域においてESD活動の実践や活動の支援窓口を担う。

この4月にESD活動支援センターが開設され、ネットワーク形成が本格的にスタートした。全国8カ所にある環境省の地方環境パートナーシップオフィスを活用して、地方センターの開設準備も進んでいる。

すでにウェブサイト(http://esdcenter.jp/)による情報発信も始められた。

11月26日には、東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで、「ESD推進ネットワーク全国フォーラム」を開催し、全国的に協力を呼び掛けていくことにしている。

ESD活動支援センター=〒150—001東京都渋谷区神宮前5—53—67、コスモス青山地下1階/TEL03(6427)9112、FAX03(6427)9113。

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