(点描 東西南北)2016年9月中旬のニュース

▽青森県青森市教委がいじめ緊急調査

青森県青森市教委によると、今年4月から8月にかけて、市立小学校45校で776件、市立中学校19校で118件のいじめを各校が認知していた。8月25日に、市立中学校2年生女子が電車にはねられて死亡した問題を受け、市教委が緊急調査した。学校はいじめを認知した段階で、概要を市教委に報告するとなっているが、同生徒が通っていた中学校では、本人から悪口などの相談を受けていたが、いじめとして報告していなかった。緊急調査によれば、小学校では「解消済み」が592件、「一定の解消」が158件、「解消に向けて取り組み中」が26件。中学校では各59件、34件、25件。生命や財産に重大な被害を及ぼす「重大事態」はなかった。

▽長野県茅野市教委が学校図書館司書常駐化へ

長野県茅野市教委は来年度から、市内小・中学校の学校図書館司書を常駐化する方針だ。同市は平成24年度に、全国に先駆けて、各校の学校を「学校図書館長」に任命。国の配置基準を上回る司書教諭を全校に置くなどで、学校図書館の環境整備を進めた。だが、学校図書館司書は予算面から水曜日に不在となっていた。常駐となれば、毎日の授業で学校図書館が、学校における読書・学習・情報のセンター機能を、より一層果たせるようになる。

▽プロ野球選手が学校訪問でALTに

プロ野球球団日本ハムのブランドン・レアード内野手(29)が9月16日、北海道北広島市内の小学校を訪問。ALTとして外国語活動で教壇に立った。北海道教委と札幌市教委が連携して取り組む「スポーツ・コミュニティ(SC)活動」として行われた取り組み。児童66人を前に「先生」となった。あこがれの選手に会えて、うれしくて泣き出す女子もいた。最後は、レアード内野手得意の「スシポーズ」で子どもたちと記念撮影。児童らにとって、思い出に残る外国語活動となった。

▽学び直し高校に就労支援の専門家
神奈川県教委は、入学に際して学力検査を課さずに学び直しを支援する「クリエイティブスクール」指定の県立高校に、就労支援の専門家である「スクールキャリアカウンセラー」(SCC)を、来年度から配置する方針でいる。SCCが、就職を中心に、在学中から卒業後も含めてキャリア支援をしていく。

▽「勇気と希望がわく魔法の言葉」第2集発行

東京都小金井市教委は、リーフレット「勇気と希望がわいてくる魔法の言葉集」の第2集を作成した。同市立小・中学校の全児童・生徒およそ7100人に配布した。昨年度末発行の第1集が好評で、第3集も今年度中に発行する予定。A4ページで、児童生徒や保護者、教職員が寄せた心に残るとっておきの言葉を集めた。「それがあなたの魅力だよ」「あなたと出会えてうれしかったです」など25の言葉と、それをめぐるエピソードが記載されている。

▽白雪姫の毒リンゴ事件題材に模擬裁判

佐賀県教委は9月23日、主権者教育の公開授業を県立鹿島高校で開いた。裁判員裁判への関心を深めようと模擬裁判を実施。2年生の学級では、NHKEテレの「昔話法廷」で放送された、白雪姫を毒リンゴで殺そうとした王妃が被告人となる内容を題材にした。生徒は4、5人のグループに分かれ、裁判長と裁判員役を決めて有罪か無罪かを話し合った。

▽女性管理職増を目指し人事異動方針

長野県教委は、昨年度末策定の「県女性職員活躍推進計画・教職員編」について、目標値未達のため、これを達成させる来年度の人事異動方針を決めた。昨年度の教頭級以上の女性管理職の割合は、小・中学校15.1%、高校は7%、特別支援学校18.6%。計画では、32年度当初の目標として、小・中学校が16.5%以上、高校が8.5%以上と設定している。一方、女性教職員の意識調査では「将来管理職になりたい」との回答は3.1%に過ぎなかった。

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