(点描 東西南北)2016年10月上旬のニュース

▽プール飛び込みで首の骨折る

東京都立墨田工業高校で今夏、3年生男子生徒がプールに飛び込み、底で頭を打って首の骨を折った。救急搬送されたが、胸から下がまひしている。学校管理下のこの事故は、7月14日午前10時ごろ、水泳の授業中に起きた。都教委によると、保健体育の男性教諭(43)が、スタート位置から1メートル離れたプールサイドに立ち、そこから水上約1メートルの高さにデッキブラシの柄を横に突き出し、生徒に柄を越えて飛び込むよう指示。生徒は水深1.1メートルのプールの底に頭を強く打ち付け、大けがをした。

▽「アベはウソつき」と板書

北海道立高校の公民科の授業で、生徒が消費税増税再延期について試験で自分の考えを答えたところ、授業をした教員が「アベはウソをついた」と板書。授業後も放置した。授業は6月上旬に行われた。この教員はこれまでも、自分が参加した集団的自衛権への抗議デモのビデオを授業の教材として使ったという。道教委は「政治的に偏っている印象を与える」と判断。同校の校長に対して、8月に、授業改善と保護者への説明を行うよう指導。高校は同月中に、保護者に経緯説明の文書を配布した。

▽異物混入で中断していた学校給食を来年再開

神戸市教委は9月29日、異物混入で中断していた同市垂水区の中学校の学校給食について、新たな事業者を同区で選定した。来年2月中旬には再開できる見通しとなった。同区では、最初の公募で委託できる事業者がなかった。再公募した結果、1社だけが応募。同社はすでに、中学校に学校給食を提供している実績があり、8月にPTA役員や弁護士、公衆衛生の専門家らが現地を調査。審査の結果、平成33年3月まで委託するとした。

▽埼玉河川敷事件の加害少年の母親が育児で悩み相談

埼玉県東松山市の都幾とき川河川敷で井上翼さん(16)の遺体が見つかった事件で、同市教委は9月29日、第2回検証委を開いた。再発防止策などを議論する中で、傷害致死の非行内容で家裁送致された5人の少年の中の一部の母親が、少年らの乳幼児期に育児の悩みを市の子育て支援課に相談していた事実や、生活保護世帯だったことなどが報告された。少年らは小学校6年生から中学校2年生にかけて、逸脱行動の兆候を見せていた。こうした事実を受け、検証委は再発防止策として学校、地域、警察などの連携強化や問題を抱えた家庭への積極的な支援の方法を探るとした。

▽公民館で小学生が方言を学ぶ

沖縄県石垣市の石垣公民館で10月1日から、八重山・石垣の「スマムニ」(方言)を学ぶ「いしゃなぎらスマムニショーラ教室」が始められた。同市教委が実施する公民館学級として実施するもの。小学生を対象にした公民館での方言教室は初めて。指導するのはスマムニの継承を目指す石垣字会(宮良昌招会長)。同会が実行委を組織し、地域の伝統行事に関わる住民17人が講師を務める。受講した14人は、スマムニによる自己紹介や簡単な日常会話の習得を目標に、12月まで計11回の講座で学ぶ。

▽埼玉県教委がバイクの「3ない運動」見直しへ

埼玉県教委は10月4日、高校生のバイク利用についての「3ない運動」(免許を取らない、乗らない、買わない)に関して、廃止も含め見直す方針を明らかにした。全国の教委の半数以上が「3ない運動」をすでに推奨していない。同県内の高校生のバイク事故による死傷者数は、最も多かった昭和55年からは、20分の1程度にまで減っている。昭和57年からこの運動を展開してきた全高P連は、平成24年から、自転車走行や歩行者としてのマナーや安全意識の向上に転換。「3ない」を前面に掲げるのをやめている。同県教委は、検証組織を立ち上げて、今後の運動のあり方を検討していく。

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