サステイナブルスクールが始動 全国で24校を指定

研修会で一体感を醸成した
研修会で一体感を醸成した

公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU、理事長・田村哲夫学校法人渋谷教育学園理事長)はこのほど、文科省委託事業「ESD重点校形成事業—輝け! サステイナブルスクール」の採択校を決定した。9月には関係者が一堂に会する研修会を開催した。

このESD重点校形成事業は、教育を通じて持続可能な社会を構築するために、実践的な取り組みを行う意欲のある学校を公募・選定し、その取り組みを発展および深化させるために必要な支援をする事業。

主な目的は、次の4点。

▽サステイナブルスクールが事業に関わるすべての人に学びをもたらす活動を展開し、自らの思考・行動の変容によって成長すること

▽他のサステイナブルスクールの成果を自校の取り組みに生かし、多面的な魅力を持つ学校へ発展すること

▽サステイナブルスクールが本事業の支援を受けてESD実践校として自立し、周辺の他の学校や地域・家庭を先導してESDの深化に寄与すること

▽サステイナブルスクールの寄与によりESDが教育現場と地域社会に根付き、持続可能な社会を構築していくこと

また、サステイナブルスクールに対しては、「校長および担当教員対象の研修会の実施」「活動計画に対する有識者からの助言・指導」「制作物の発行・広報」「活動内容のモニタリング・評価」「活動成果を共有する会の開催と参加」「国際ワークショップへの参加」などの支援を予定している。

外部有識者からなる事業推進委員会で、審査を行い、その結果、全国から24校が選ばれた(表)。内訳は、小学校10校、中学校(中・高一貫含む)4校、高等学校3校、高等専門学校1校、特別支援学校2校、その他4校となっている。ユネスコスクールではない学校も選ばれている。

9月には、これらサステイナブルスクールが初めて一堂に会し、研修会が開かれた。地域、校種もさまざまな学校が集い、ワークショップを通じて相互に知り合うことを通して、サステイナブルスクールとしての一体感を育てた。いずれの参加者も熱意にあふれ、今後の発展の可能性を感じさせる会となった。

サステイナブルスクールは、今後さらに互いに学び合い連携を図って、ESDを率先して実践するとともに、地域から世界へと発信していくことが期待されている。

サステイナブルスクール採択校

[小学校]
▽宮城県気仙沼市立面瀬小学校▽宮城県気仙沼市立唐桑小学校▽宮城県登米市立米谷小学校▽東京都江東区立八名川小学校▽東京都杉並区立西田小学校▽東京都目黒区立五本木小学校▽横浜市立永田台小学校▽愛媛県新居浜市立惣開小学校▽徳島県阿南市立桑野小学校▽福岡県大牟田市立吉野小学校

[中学校(中・高)]
▽宮城県石巻市立牡鹿中学校▽東京都大田区立大森第六中学校▽名古屋国際中学校・高等学校▽広島県福山市立福山中・高等学校

[高校]
▽静岡県立下田高等学校南伊豆分校▽広島県立安古市高等学校▽愛媛県立新居浜南高等学校

[高等専門]
▽独立行政法人国立高等専門学校機構福島工業高等専門学校

[特別支援]
▽千葉県立桜が丘特別支援学校▽愛知県立みあい特別支援学校

[その他]
▽NPO法人東京賢治の学校・東京賢治シュタイナー学校▽特定非営利活動法人横浜シュタイナー学園▽特定非営利活動法人京田辺シュタイナー学校▽NPO法人箕面こどもの森学園

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