(点描 東西南北)2016年11月上旬のニュース

▽社会科だけが府平均より上

大阪市教委は11月1日、大阪府教委が実施する「平成28年度中学生チャレンジテスト(3年生)」の結果を公表した。国・社・数・理・英の5科目で学力を調査した。同市では、社会科だけが、府の平均を上回っていた。調査は、府全体で468校の6万9722人が受けた。このうち同市の実施校は131校、実施生徒数は1万7380人。

▽若手教員が酒気帯び運転

長野県上田市教委は11月2日、同市立中学校の男性教諭(24)が10月29日深夜に、酒気帯び運転で道交法違反事案が発生したと発表した。男性教諭は乗用車を運転して1人で市内の自宅に帰るとき、上田署の呼気検査を受けた。基準値を超える呼気1リットルあたり0.20ミリグラムのアルコールが検知された。男性教諭の処分は、県教委と相談して対応するという。

▽都幾川河川敷殺害事案で11月末に中間報告

埼玉県東松山市の都幾川(ときがわ)河川敷で、アルバイトの井上翼さん(16)の遺体が見つかった事案について検証している県と同市、川越市の各教委による合同委が、11月末には中間報告を取りまとめる方針でいる。中学校3年生の3人を含む少年5人が傷害致死の非行で家裁送致され、17歳少年が逆送、中学生3人は少年院送致の保護処分と決定。16歳少年は11月8日までの観護措置となっていた。5人のうち2人が属していた東松山市の不良少年グループは、県警が解散に追い込んだ。

▽バリカンで頭を丸刈りにする体罰

山梨県教委は、県立高校の50代男性教諭が男子生徒を平手で殴り、バリカンで頭を丸刈りにする体罰を行っていたと公表した。同教諭は10月24日、側頭部を刈り上げた髪型で登校した3年生男子のほほを10回ほど殴り、バリカンで頭を丸刈りにした。同じ日に同教諭は、この男子生徒と同じ運動部に所属している他の男子生徒3人を呼び出し、連帯責任としてバリカンで互いの頭を丸刈りにさせた。はじめの男子生徒の場合は、別の50代男性教諭も同席していたが、止めなかった。今後県教委は、体罰として同教諭の処分を決める。

▽秋田県の教育をタイで

全国学力調査でトップレベルの秋田県の教育を、海外でも。県内小・中学校で日頃から実践している「探究型授業」を、タイで展開してもらう足掛かりとして、同県教委は11月6日から、教諭2人を派遣。このような「授業輸出」は珍しい。県教委の担当者は「タイの子供たちが夢中になる授業をしたい」と力を入れている。

▽札幌市の約30教委が石綿調査に不備を報告

札幌市の学校給食施設の煙突用断熱材にアスベスト(石綿)が用いられていた問題が明らかになったのを受け、文科省は再調査を全国に指示。これに基づいて再調査した結果、道内30ほどの教委が、調査に不備があったと、道教委に修正を申し出た。同省は年内にも、全国分の結果を集計し、公表する予定。

▽塩素を嗅いで女子生徒1人が一時入院

名古屋市立日比津中学校で11月2日に行われた理科実験で、女子生徒1人が入院した。1年生の理科授業で、男性教諭(27)が塩素を発生させる不適切な実験を行い、臭いを嗅ぎ、揮発した塩素を吸い込んだ生徒が一時入院した。同教諭は「気体の発生と性質」の単元で、1年生3クラスの理科授業で、生活の中の危険を知らせる実例として、塩素系の台所用漂白剤と酸性のトイレ用洗剤を混ぜ合わせると有毒な塩素が発生するのを実験で示した。2日に行われた2クラスの授業で、生徒6人が臭いを嗅ぎ、うち女子生徒1人がせき込んだ。その状態が長引いたため、病院に搬送。女子生徒は回復したが、市教委は「あってはならない不適切な行為で、再発防止に努める」とし、この教諭を処分する方針。

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