(点描 東西南北)2016年11月下旬のニュース

▽早朝地震により東北、関東で臨時休校

11月22日午前5時59分頃、福島県沖を震源域として、震度5弱の地震が発生。この影響で、東北、関東地方の小・中・高校など300校以上が臨時休校となった。始業時間を遅らせる学校も相次いだ。文科省は直ちに災害情報連絡室を設置。福島、栃木、茨城の各県教委に、児童生徒の安全確保や施設の被害状況の把握、二次災害の防止などを要請した。同省によると、各教委に確認した限りでは、学校関係の被害情報はないという。

▽幼稚園で漢字を取り入れた「ことばの時間」

一関市教委は今年度から、市内幼稚園など5園のモデル園で、「ことばの時間」を実施している。漢字を取り入れた教育で、来年度には、実施園を拡大する方針。今年度実施の成果と課題を踏まえ、来年度は時間の短縮や内容の簡素化など、市の独自プログラムとする方針でいる。取り組みを検証した結果、成果は、▽よい姿勢の習慣化と心掛け▽集中力▽声を出して読む楽しさ▽文字への興味――など。課題は、▽実施時間が長く遊びなどの活動が制限される▽プログラムに遊びの要素が少ない――など。取り組み時間については、今年度の約20分から約10分に短縮。効果的だった瞑想とことわざ・俳句などの音読を続け、必要に応じて園ごとのことば遊びを行うとしている。

▽小学校教諭が住居侵入と準強姦の疑いで逮捕

長野県伊那市立小学校教諭の神谷林実(しげみ)容疑者(38)が、11月22日、住居侵入と準強姦の疑いで伊那署に逮捕された。事件は、9月18日に起きた。これを受けて23日、市教委の委員長と同教諭勤務校の校長らが、陳謝の会見を開いた。事件は、同教諭が病気療養中に起きた。神谷容疑者は昨年度から同校に勤務。事件当日も勤務していた。児童とは、日頃から休み時間に遊ぶなど熱心だったという。その半面、療養休暇前には、児童への指導で「少しきつい言い方」をする場合もあったという。逮捕の事態を受けて23日、同校は保護者向け説明会を開催。児童には、翌24日の全校集会で説明。以後は、スクールカウンセラーが心のケアに当たっていく。

▽神奈川県教委が高大連携で広範な協力協定

神奈川県教委が、高大連携に関して、広範な協力協定を結んだ。締結は11月25日に行われた。高大連携の取り組みを進めるために、31大学を含む46機関・団体と県教委が県立高校生学習活動コンソーシアムを形成し、協力していく。同コンソーシアムでは、県立高校改革実施計画に基づき、生徒の学習意欲や興味・関心、進路希望の実現に向けた学習ニーズに対応していく。生徒は、学習内容に応じて認められた連携協定先での成果を、在籍校での修得単位にできる。県立高校間での単位互換システムの構築も進めていく。

▽三重県桑名市教委が「部活動指針」策定

三重県桑名市教委は、中学校での部活動の在り方を示す「部活動ガイドライン(指針)」を策定した。この指針で、部活動の統一的な運営を図っていく。指針では「部活動は生徒の自主的、自発的な活動が柱」として、各学校が練習時間や休養日、事故防止策、保護者負担などに関する指導方針を作るよう求めている。

▽大阪市が学力低位層校の校長に強い権限

大阪市教委は、「スーパーリーダーシップ特例校」(仮称)を指定する計画を明らかにした。学力低位層に位置づけられる市立小・中学校の校長に強い権限を付与し、人事や予算面で自由度の高いカリキュラムを編成できるようにする。平成30年度からの開始を予定している。これに向けて当該校の校長は、市教委と一緒に、学力向上のための具体的な数値目標を設定していく。さらに、校長が望めば、市教委は、学習指導要領の枠にとらわれないカリキュラムが実践できる文科省の「研究開発学校制度」への申請を支援するという。

あなたへのお薦め

 
特集