平成29年 年頭所感(3)

日本の未来を創る「礎」
全国公立小・中学校女性校長会会長 佐々木 直子

s20170101_03-01刻々と変化する激動の世界情勢の中、日本の未来を開く担い手は子供たちです。

今こそ、教育が日本の未来を創る「礎」との考えを、社会全体で共有し、教育に予算をかけ充実させようとする国でありたいと考えます。

まもなく、次期学習指導要領が告示され、抜本的な教育改革の実現に向けて方向性を見定め、歩を進めなければなりません。

私たち女性校長は、広く大きな視野に立ち、挑戦する気概をもって、教育改革を推進するべくリーダーシップを発揮してまいります。

また、真の教育改革の実現は、教師の力にかかっています。主体的に考えさせる場を重視した深い学びを実現できるよう、校長として、教師の授業力向上と、後進の育成に尽力します。

今年度は、第67回全国研究協議大会福島大会を開催いたします。震災後、復興・再生の道筋を全国に発信するべく特設部会まで設けて準備しています。今年も、優れた実践を通して学び合う実り多き大会にいたします。


 

生き抜く力の育成と学校力の向上
全国公立学校教頭会会長 池端 庄一郎

s20170101_03-02新年あけましておめでとうございます。

全国公立学校教頭会は、今年も、教頭会の目的である「会員の資質を向上させるための研修を推進し教育の向上進展に寄与するとともに、教頭・副校長の社会的地位の向上を図ること」に、会を挙げて取り組んで参ります。また、日本各地における教育現場の声を結集した要請活動を展開し、「質の高い教育環境の整備」にも努めて参ります。

さて、「特別の教科 道徳」や外国語活動の教科化、「アクティブ・ラーニング」「チーム学校」等、新学習指導要領改訂が進む中、私たち教育現場を預かる副校長・教頭は、足下をしっかり見つめ、確かな教育活動を展開し、全児童・生徒に未来を見据え生き抜く力を育てることが重要です。

そのため、学校の要として学校力の向上に力を尽くし、家庭や地域、関係諸機関と連携し、活力のみなぎる学校の実現に向け、日本各地の副校長・教頭同士が絆を強く結び合い、全力で取り組んでいこうと、決意を新たにしております。


 

連携して研修・研鑽に励む
全国高等学校教頭・副校長会会長 小芝 一臣

s20170101_03-03謹んで新年のお慶びを申し上げます。

全国高等学校教頭・副校長会も昭和38年1月に創立してから50年以上が経過しました。創立当時から本会の重要な意義は、教頭・副校長同士での研究・研鑽と情報交換にあります。

昨年は、中教審教育課程部会から「次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ」が出され、今年は「答申」に続き、改訂の具体的作業に入ると思います。

本会としても、今回の改訂で、総則を「何ができるようになるか」「何を学ぶか」「どのように学ぶか」の視点から抜本的に改善する点とこれまで長年用いられてきた「見方・考え方」の内容を改めて明らかにし、これを軸とした授業改善の取り組みを活性化しようとする点については、大いに期待しております。

今後も関係諸機関と連携を取りながら、研修・研鑽に励み、情報交換に努めてまいりますので、今年もどうぞよろしくお願いします。


 

定通教育の一層の充実を目指す
全国高等学校定時制通信制教頭・副校長協会理事長 黒田 正

s20170101_03-04謹んで新春のお慶びを申し上げます。

ますます社会の変化が大きく変化する中、定時制通信制教育は今年で70年を迎えようとしております。7月には記念式典を控えております。

さまざまな生徒が通っている定通制の学校に多様な学びの場としての新たな役割が加わり、多くの人々が定通教育に期待を寄せていることと思います。

しかし、格差の固定化、家庭環境など定通制に通う生徒を取り巻く状況はますます厳しいものとなっております。そのような厳しい環境のもと、定通制に通う多くの生徒は、自己の夢を実現するためにさまざまな活動に取り組んでいます。

生徒の夢を実現させ、自立した人間に育てるため、定通教育に携わる者は常に研鑽に努め、教育の質の向上を図らなければなりません。定通制だから学べる生徒がおり、定通制だからできる教育があります。全教協は、今年も、全国で定通教育に携わる約800人の教頭・副校長の連携拠点として、課題解決に向けて活動してまいります。

今後も、皆様のご協力とご支援を賜るようお願い申し上げます。


 

共生社会の実現に向けて
全国特別支援学級設置学校長協会会長 阿部 謙策

s20170101_03-05謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

平成19年に特別支援教育が始まり、今年で節目の10年目を迎えます。昨年の4月から障害者差別解消法が施行され、学校現場においても子供一人ひとりのニーズに応じて、合理的配慮の提供が推進されるようになりました。

これからの共生社会の実現に向けて、インクルーシブ教育システムの構築のために、これまで以上に特別支援教育の充実が重要になります。

年度内にも告示される予定の次期学習指導要領においても、各教科の学習プロセスにおいて考えられる困難さに対する指導の工夫や意図、手立ての例の具体例が示されることになっています。

また、個別の教育支援計画や個別の指導計画の作成、活用および、障害者理解、交流及び共同学習の一層の推進を図っていくことが求められます。

これからも特別支援教育のさらなる充実に向けて発信をし続けていく所存です。

今年もよろしくお願いいたします。


 

さらなる職業教育の充実に向けて
全国専修学校各種学校総連合会会長 小林 光俊

s20170101_03-06謹んで新年のごあいさつを申し上げます。

昨年の中教審答申で、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に向けた全体像が示され、今後大学におけるアカデミックラインに並立する形で、専修学校・各種学校が担ってきた職業教育がプロフェッショナルラインとして位置付けられるべく、現在議論が進められています。

職業教育が、高等教育機関の一翼となることは大変喜ばしいことであるとともに、社会が求める多様な高度人材を育成してきた専修学校・各種学校は、今後も職業人材育成の中核として自由度の高い教育制度を生かしつつ、文部科学大臣認定の職業実践専門課程を通じて制度全体の質の保証・向上を図ってまいります。

また、学校評価を積極的に推進し、教育活動のほか、学校運営の情報等を正確かつ広く社会に発信し、公的な教育機関としての説明責任を果たし、実践的な職業教育体系の真の確立の実現に向けてより一層の役割を担ってまいります。


 

実践に自信と誇りをもって
全国へき地教育研究連盟会長 田中 和敏

s20170101_03-07謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

本連盟は、昭和27年に発足以来「全国は一つ」を合言葉に、へき地・小規模・複式形態の三特性を生かした地域に根ざす教育の探究とへき地校の教育条件整備を進めてまいりました。

昨年8月に、次期学習指導要領等に向けた審議のまとめが発表されました。この中の「社会に開かれた教育課程」や「主体的・対話的で深い学び」などでは、本連盟が積み上げてきた実践を生かすことができるものも多くあります。

平成29年も「へき地に教育の原点がある」「へき地にこれからの教育の展望がある」との言葉を胸に、今、求められている教育の質の向上を目指して、自信と誇りを持って日々の教育実践に取り組む決意を新たにしているところです。

今年も変わらぬご支援とご指導をお願いいたします。


 

要望・要請活動に力を注ぐ
全国連合退職校長会会長 戸張 敦雄

s20170101_03-08あけましておめでとうございます。

この春には、幼稚園教育要領、小学校・中学校の学習指導要領の告示がなされ、次代を担う子供たちの心身共に健やかな成長を目指した教育が実現してまいります。

私たち全連退は今年も学校の子供を取り巻くマイナスの諸状況に対処するには、学校の人的教育条件や物的教育条件の充実が必要であることに鑑み、義務標準法の改正を願いながら教職員の資質の向上と数の充実に向けて尽力してまいります。

また、昨年は、東日本大震災・原発事故により避難生活を強いられておられる方が多数おられる中、熊本・鳥取両県の大地震や河川の氾濫による教育施設の損壊があり、積年の復興・復旧に物心両面の支援も継続してまいります。

さらに、退職校園長をはじめ、後進の生活の安定・安心への施策の実現にも怠ることなく進めてまいります。

教育は、国の最重要事項であることから、教育投資は、将来の日本への先行投資であることを心に刻み、国への要望・要請活動に一層力を注ぐ所存であります。


 

国民の期待に応える
公益社団法人日本教育会会長 北原 保雄

s20170101_03-09明けましておめでとうございます。

本会は、内閣総理大臣から認可を受けた公益社団法人として、公益性の高い事業を展開している教育団体です。

全国の幼稚園・子ども園、小学校、中学校、高等学校および特別支援学校の校長・副校長・教頭をはじめとした学校教育のリーダー、教育委員会の指導主事、PTA会長など保護者の皆様、そして、教育に高い関心をお持ちの国民の皆様方を会員としています。

今年は、第42回全国教育大会岐阜大会、第25回学校心理カウンセラー研修講座、各種研修助成および教育実践顕彰等の教育研修事業と、月刊誌「日本教育」「日本教育会叢書」および「調査研究資料」等の編集および公益出版事業を推進してまいります。

教育課題の多様化と「社会に開かれた教育課程」の推進が求められる中で、本会に期待される使命と役割は増すばかりです。

本年も何卒宜しくご支援賜りますようお願い申し上げます。

皆様方のご健勝とご多幸を祈念し、年頭のご挨拶といたします。


 

教育行政の充実・発展に全力
全国都道府県教育委員協議会会長 遠藤 勝裕

s20170101_03-10新年明けましておめでとうございます。

昨年11月・12月に、国際学力調査であるTIMSSおよびPISAの2015年調査結果が相次いで公表され、国際的に見てわが国の学力が引き続き上位にあることが示されました。これは、各都道府県・市区町村教育委員会や各学校等における真摯な取り組みの成果であると考えております。

一方で、国内外の調査において、読解力や学習意欲の低下が懸念されており、授業の創意工夫等の一層の取り組みが求められるところです。

現在、国においては、学習指導要領の改訂に向けた作業が大詰めを迎えております。

今後は、その理念の具体化に向けて、教育現場を預かる各教育委員会・学校の手腕が問われることとなります。

これからの時代を生き抜いていくための資質・能力を子供たち一人ひとりに確実に育むという視点に立ち、当協議会としても、各都道府県教育委員会と活発な情報交換を行いながら、各地の教育委員会における議論の一層の活性化等を通じて、本年も教育行政の充実・発展に全力を尽くしてまいります。


 

子供たちの笑顔を祈る
全国都市教育長協議会会長 内田 高義

s20170101_03-11新年明けましておめでとうございます。

全国の学校で大切に歌い継がれている校歌。その歌詞を熟読玩味し、当時の人々の故郷や子供たちへの温かな思いを感じるとき、先人たちの学校教育に寄せる大きな期待に、その責任の重さを実感させられます。

次期学習指導要領改訂の方向性に「2030年の社会と子供たちの未来」が示されています。予測困難な時代を生きる子供たちが、よりよい社会と幸福な人生の創り手となれるよう、その資質・能力を育むことは、教育関係者の責務です。

また、変化の激しい現実の社会との関わりを深めながら、豊かな学びを実現し学校の特色づくりを図ることも、「社会に開かれた教育課程」と併せて期待されています。これら実現のヒントは、校歌の歌詞の中にも教育の「不易」として示されていると感じています。

子供たちの笑顔あふれる、素晴らしい年となることを祈念し、年頭のあいさつといたします。


 

まずは、実践を通して
全国町村教育長会会長 中島 幸男

s20170101_03-12謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

さて、年度末には、次期学習指導要領の告示が予定されています。このことを踏まえ、全国926町村教育長会は、「社会に開かれた教育課程」の理念のもとでのカリキュラム・マネジメントの確立や、アクティブ・ラーニングの視点からの学びの実現に向けて議論を重ねているところです。

課題や困難は山積しておりますが、今、できることから試行し、実践を交流することで、全面実施に向けて準備を整えていこうと考えています。

一方、平成26年度から3カ年かけて刊行してきた「町村教育委員会の特色ある教育行政」の最終号が、この春発刊されます。これで全ての町村の「おらが学校、おらが町村」の特色ある実践を世に問うことになります。忌憚のないご批正をお願いいたします。

今年は酉年。全国の子供にとって、心身ともに健やかに大きく羽ばたく年であることを願って、年頭の挨拶といたします。

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