(点描 東西南北)2017年1月下旬のニュース

▽児童がハンドボール用ゴールの下敷きで死亡

福岡県大川市立川口小学校で1月13日午前9時40分頃、4年生男児が転倒したハンドボール用ゴールの下敷きになり、ドクターヘリで大学病院に救急搬送されたが、約5時間後に死亡した。体育でサッカーの授業中、ハンドボール用ゴールを使っている中で、ゴールキーパーをしていた男児がゴールにぶら下がり、バランスを崩して落下したところに、ゴールが倒れ込んだ。このゴールは固定されておらず、市教委は過失を認め、謝罪した。学校管理下の事故を受けて佐賀県教委は16日、全県立学校と市町教委に、事故防止策などについて通知。転倒の可能性のあるゴールや移動用鉄棒について、杭を打ったり重しをつけたりして安全措置を講じ、目的外使用をしないよう安全指導と管理の徹底を求めた。サッカーやハンドボールなどで使うゴールの設置状況の報告も求めた。

▽少子化に伴う小規模校の将来で説明会

少子化が進む中で京都府大津市教委は1月17日から、小規模校の今後の在り方について、各学区で地域説明会を開始した。児童生徒数の将来予測を踏まえながら、従来の通学区域の見直し、統廃合などの対応策などについて説明した。この中で、保護者や地域住民の意見を聞いていく。説明会後は話し合いを、学区ごとの学校、保護者、住民らで続け、将来像の選択を探ってもらう。

▽教委と学習塾が連携し児童に個人補習

埼玉県八潮市教委は大手学習塾と連携し、小学生の学力向上を図る“土曜教室”を実施する。5年生を対象に、国語と算数で個別補習を支援する。1月から始まっており、3月までに合わせて8回行われる。各会午前9時半から正午までに2コマ行う。受講は無料。会場は市役所別館、やしお生涯楽習館、市立資料館の3カ所。

▽防具なしの剣道部女子生徒を竹刀でたたく

千葉県鴨川市立の中学校で、剣道部顧問の男性教諭(39)が、防具をつけていない女子部員の頭を竹刀でたたくなどして、けがを負わせていたことが分かった。教諭は停職6カ月、体罰を防げなかったとして同校の男性校長(58)は戒告の懲戒処分。県教委によると、教諭は昨年11月、2年生女子生徒の頭を竹刀で、少なくとも5、6回たたいたほか、のどもとを突くなどした。生徒は首や腰などにけがをし、33日間入院した。教諭は、生徒の集中力が欠けていると感じ「カッとなった」と話している。県教委によると、これまでも、複数の生徒を竹刀でたたくなど体罰を繰り返していたという。鴨川署には、生徒の保護者が被害届を提出、教諭は傷害罪で罰金50万円の略式命令を受けた。

▽学校選択制を廃止

愛知県瀬戸市教委は、平成31年度末で、現在実施している「隣接学校選択制」を廃止すると決めた。同制度は、小・中学校入学時に、隣接する学区の学校を選択できるもの。特色ある学校づくりを進めようと市教委は、18年度に導入した。だが、施設や教員が充実した大規模校に入学希望が集中するのが実情で、小規模校では児童生徒数・学級数の減が続いた。廃止後の32年度からは、居住する学区の学校に入学するのを原則とする学区制とする方針だが、隣接学区の学校の方が通学距離が近い場合などは、学区外を選択できるようにする。

▽山間部の学校で海洋教育

福島県只見町と東大海洋アライアンス海洋教育促進研究センターは1月24日、町内小・中学校で海洋教育を行う協定を締結。森林が95%を占める同町と海との関わりを学ぶ海洋教育を推進する。山間部にある自治体と同センターが協定を結ぶのは全国初。日本海につながる只見川が流れる同町は、ユネスコのエコパークに登録されており、森と海の重要なつながりを学んでいく。

あなたへのお薦め

 
特集