2018年 年頭所感(6)

読書指導の新たな視点
公益社団法人全国学校図書館協議会理事長 設楽 敬一

明けましておめでとうございます。

当会は、学校図書館の充実発展と青少年読書の振興を図る活動を行っています。

次期学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」が求められており、学校図書館を活用した授業を通して、主体的に学び続ける資質や能力を育めると考えています。

また、2016年12月の中教審答申では、子供たちの読書活動について、量的には改善傾向にあるものの、受け身の読書体験にとどまっており、著者の考えや情報を読み解きながら自分の考えを形成していく読書(能動的な読書)になっていないと指摘されています。文章を正確に読み解き、必要な情報を得る手段としての能動的な読書は、言葉の構成を体系的に把握するので読解力を育むのに有効です。

当会は、授業での学校図書館活用を通して、子供たちの読む楽しさと知る喜びに満ちた学びの充実を目指します。今年もご支援よろしくお願い申し上げます。


子供の夢と自信のために
全国養護教諭連絡協議会会長 村井 伸子

謹んで新年のお慶びを申しあげます。

中央教育審議会において、策定に向けた審議が行われている第3期教育振興基本計画の今後の教育政策に関する基本的な方針の一つとして、「夢と自信を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力の育成」が挙げられています。養護教諭の願いは、どんな時代であっても子供たちが元気に夢と自信を持ち続けられることです。そして、その力の育成の基本となる保健管理や健康教育を、学校、家庭、地域と連携しながら推進しております。

今後は、さらに質の高い教育の提供のために、チームで支援を行うことができるよう専門スタッフとの協働が求められております。その際、養護教諭は、連携のための窓口としてコーディネーター的な役割を果たしていくのが大変重要であると考えます。これからも、専門性を生かした保健管理や健康教育の推進に精一杯努めてまいります。

皆様のご指導とご支援を賜りますようよろしくお願い申しあげます。


子供の豊かな育ちを支援
全国公立小中学校事務職員研究会会長 鳥本 安博

新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年4月1日から、学校教育法第三十七条第14項に定められている事務職員の職務規定が「事務に従事する」から「事務をつかさどる」へと改正されました。新しい学校づくりにおける事務職員の専門性への期待と同時に、これから私たちの力量が大いに試されていくことになると感じています。

全ての事務職員が求められる役割を自覚し、学校運営に組織的・主体的に、そして責任を持って担っていかなければなりません。そのためには、他の教職員と協働しながら、学校が直面するさまざまな課題に向き合い解決していけるだけの力量に高めていく必要があります。

子供の豊かな育ちを支援するために、今年創立50周年を迎えた本会の役割はさらに大きくなっていくと感じています。本会の果たすべき役割を自覚し、責任を持って充実した活動を推進してまいります。


教育諸課題に全力で取り組む
全国公立学校事務長会会長 脇田 祐光

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年8月3・4日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、全国から多くの事務長の参加の下、第41回研究協議会ならびに総会を開催。関係諸機関のご理解とご支援を得て、次の10年へのスタートの大会となりましたことに、厚く感謝申し上げます。

本年もまた、全国組織として一致団結し、マイナンバー制度を活用した就学支援金システム構築のための取り組みや高大接続改革の対応、働き方改革等学校現場が直面する諸課題に全力で取り組み、教育の発展に寄与する活動を展開していきたいと思っております。

新しい年、全国の事務長の皆さんと同じ思いで、清新な息吹で事務長の職責を果たすことを強く決意をしております。最後になりますが本年も、本会へのご理解・ご協力を宜しくお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。


食育で持続可能な社会をつくる
公益社団法人日本栄養士会会長 小松 龍史

年頭に当たり、改めて学校教育における食育について考えてみると、昨今、家庭での食の自立教育力の低下が著しいといわれています。

原因は多々あり、必ずしも家庭にその責任の全てを押しつけることはできません。社会構造や家族、ライフスタイルの変化、科学技術の発展などがその背景にあると考えられるからです。

したがって、食育にはそれを補う役割が期待されています。すなわち健全な食生活は「持続可能な社会の実現」に通じます。良好な栄養状態は健康的な社会活動を可能にし、経済を活性化させるでしょう。

また、食品ロスを減少させれば地球環境の保護にもつながります。食育は、家庭の食の自立教育力と、社会の好循環の回復にも資する重要なテーマであるといえます。

ただ、難しいのは食育の成果の実体化でしょう。


PDCAを視野に職務を推進
公益社団法人全国学校栄養士協議会会長 長島 美保子

謹んで新年のお喜びを申し上げます。

近年の急激な社会環境の変化の中で、児童生徒の朝食欠食・偏った栄養摂取・生活習慣病の低年齢化・食物アレルギーなど、食をめぐるさまざまな健康課題が顕在化しています。

昨年3月告示されました次期学習指導要領では、教育課程における「現代的な諸課題に対応して求められる資質・能力」として、「健康・安全・食に関する力」が掲げられており、教育段階に応じた体力の向上や健康の確保に併せ、食育の重要性が明確に記述されています。

知育・体育・徳育の根幹に食育はあります。児童生徒がこれから人生100年時代の到来に向けて健康で生き生きと過ごすために、食育が果たす役割は大きいと考えます。この食育を中核となって担う栄養教諭には、チーム学校の中で専門性を発揮した取り組みを行う資質が求められています。PDCAを視野に、しっかり職務を推進していく年にしたいと思います。


かかりつけ薬剤師・薬局を推進
公益社団法人日本薬剤師会会長 山本 信夫

あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

少子高齢化が進み社会保障制度改革が急務となる中、薬剤師と薬局には、「患者のための薬局ビジョン」に示された「かかりつけ」として、医薬品の一元的・継続的な薬学管理指導に加え、薬と健康等に関する多様な相談に対応し、医薬品等の供給体制を確保して地域包括ケアシステムの構築に貢献していくことが求められています。

昨年は、薬剤師・薬局に対する国民の信頼をおとしめる不祥事が続発しました。こうした事態を真摯に受け止め、薬剤師の行動基準として策定している「薬剤師行動規範」に基づき、全ての薬剤師が倫理観と専門職としての矜持を持って社会から信頼される医療の担い手として業務に取り組むよう求めてまいります。かかりつけ薬剤師・薬局の推進に引き続き力を尽くしていく所存であります。

皆様方のますますのご健勝とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。