西浦で学ぶ、西浦の道徳 心に響き、心を動かす指導 愛知県蒲郡市立西浦小学校

豆腐づくりで、仕事に対する姿勢を学ぶ
豆腐づくりで、仕事に対する姿勢を学ぶ

本校(丸山幸博校長、児童数244人、学級数13(内・特2))では、2015年度より3年間、蒲郡市教育委員会から「学習指導研究会」研究領域指定校(道徳)の委嘱を受け、主題を「自他の違いやよさに気づき、思いやりの心をもてる子~心に響き、心を動かす指導の工夫~」と設定し、道徳の授業の在り方を見直し、「考える道徳」「議論する道徳」の充実に努めたいと研究に取り組んできた。

子供の道徳性は、学校・地域・家庭の中で学び育っていくものであると捉え、本校の地域や家庭との交流が多く結びつきが強いという利点を生かし、「西浦で学ぶ、西浦の道徳」をつくっていこうと考えた。さらに、他の教科・領域と絡めた道徳教育の計画を見直し、実践することを通して、目指す子供の姿に迫りたいと研究を進めた。

▼地元西浦の地域教材や、子供の心に響き心を動かす教材を開発し、『西浦の道徳』を構想する

子供が感動を覚えるような魅力的な教材の開発に努める。子供や地域の実態を捉え、それらを活用して感性や感動する心を育み、道徳的諸価値の理解を深める。

また、教材となりうる資料は、地域教材に限らず積極的に収集する。教師の感動を大切にし、どんなものでも教材・素材になり得るという意識をもって収集・累積する。

西浦の「人・もの・こと」について授業などで扱った内容を累積し、道徳的な資料をできるだけデータ化して管理する。

▼地域・家庭を巻き込んだ道徳の学習を行う

地域の人の生き方や考え方から学ぶことは、子供の興味関心を高め、自分との関わりの中で道徳的諸価値の理解を深めることになり、西浦への誇りや愛着につながる。

また、保護者が道徳教育に参加することで、家庭の意識の向上を図るとともに、子供の道徳性を養うことに、学校・家庭ぐるみで取り組む。

学年(学級)通信・学校ウェブページ・私たちの道徳・道徳ノート等を通して、道徳の授業での子どもの様子や思いを発信し、学校で話し合った価値項目を家族で話し合うきっかけになることをねらう。

▼『3分間道徳』を実践する

普段から道徳的な教材探しに取り組み、地域教材に限らず、それらを用いて「朝の会」など日常の短い時間の中でも道徳性を養っていく。道徳教育は学級経営であると考え、子供の道徳性を日々養い、教師の力量を高めるためにも、3~5分間のミニ道徳の積み重ねが大切であると考える。

▼別葉を基にした計画性のある指導を展開する

別葉の年間計画に沿って毎日の授業を展開するなかで、道徳以外の授業でも道徳性を養うことを大切にする。教師が「どの教科や領域でも、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる」という意識をもって毎日の授業に励み、子供の道徳性を養うことをねらう。各教科・特別活動・総合的な学習の時間などが、道徳の時間のどの価値項目と関連するかを検討して別葉を組み立て、年間を通して道徳性を養うことを大切する。

(文責・伊藤松二教務主任)

本校/℡0533(57)5275。URL