ESDのネットワークを広げよう 活動推進拠点の登録進める 全国の組織・団体のつながりを

ESDのネットワークを広げ、さらなる深化拡充を図ろう――。SDGsの「目標17・パートナーシップで目標を達成しよう」にあるように、今後のESDの推進にはネットワークの構築が重要なポイントとなっている。ESD活動支援センター(阿部治センター長)では、「ESD推進ネットワーク」構築に向け、関連の組織・団体を「地域ESD活動推進拠点」として登録する活動を展開している。

全体図
全体図

ESD活動支援センターは、2016年5月、文科省と環境省が全国的なESD推進のハブ機能を担う組織として発足させたもの。

両省では、他のESD関係省庁とともに、ESDの発展に向けて「ESD推進ネットワーク」の構築を進めている

ESD推進ネットワークとは、ESDの広がりと深まりを通じて、地域の諸課題の解決と教育の質の向上、持続可能な社会づくりを目指す「持続可能な開発目標(SDGs)」達成に向けた意識、行動変革を進めることを目指して構築される。

ESDの取り組みについては、学校現場や社会教育の現場で、さまざまな主体が地域や社会の課題解決に関する学びや活動を進めている。そうした現場のESDを支援・推進する組織・団体を「ESD推進ネットワーク」における「地域ESD活動推進拠点」として登録の上公開する、という仕組み。

登録により、全国規模で進められているESD推進ネットワークの一員として、ESDを支援・推進していることを、活動地域内外のESD推進者に明確に示すことができるメリットがある。

全国センターであるESD活動支援センターには、下部組織として全国8ブロックごとに、広域的なハブ機能を担う「地方ESD活動支援センター」が、北海道(札幌)、東北(仙台)、関東(東京)、中部(名古屋)、近畿(大阪)、中国(広島)、四国(高松)、九州(熊本)に開設されている。

地域ESD活動推進拠点は、これら地方センターのパートナーになる。さらに、他の地域ESD拠点とも連携し、各地域・各分野で取り組まれるESDを、さまざまな形で支援する。全国的なESD推進ネットワークの中で、中核的な役割を果たすことが期待されている。

このほか、拠点登録により、ESD推進ネットワークのメーリングリストなどを通じて、わが国および世界における、ESD関連情報をより早く入手できるようになる。また全国フォーラムや地域の学び合いフォーラムなど、ESD活動支援センターの各種事業を介して、多様なESD関連組織と情報・経験の交流や、意見交換が可能となる。

地域ESD活動推進拠点に登録するには、(1)ESD推進ネットワークの趣旨に賛同し、全国センターが規定する、地域ESD拠点としての行動規範を順守し、地域ESD拠点として適切に活動できる(2)公共性・公平性を損なうことなくESDの推進に資する支援が提供できる(3)全国センターが実施する年次アンケート等に協力できる(4)反社会的な活動、その他、ESD推進ネットワークの趣旨に反する活動を行わない――などが要件となる。

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ESD活動支援センター=〒150―0001東京都渋谷区神宮前5―53―67、コスモス青山地下1階℡03(6427)9113