活躍する退職校長会 VerⅡ 子ども、教師、地域を支える(2)長崎県退職校長会

健やかな成長のためのより良い環境づくり

長崎県退職校長会は、1965年8月28日に結成され、54年目を迎えています。会員数は1888人です。

本会は、努力事項4項目の一つに「地域社会と協力して教育支援活動を推進する」を掲げています。

これを受けて、本会の全13支部が、さまざまな教育支援活動に取り組んでいます。ここでは〔島原半島支部〕の教育支援活動の概要を紹介します。

1. 会員の《合言葉》

島原半島支部(以下「半島」)は、「島原市・雲仙市・南島原市」の3市の退職校長会で組織しています。会員数は294人です。

教育支援活動に当たって、会員は、「できる人が・できる時に・できるところで・できることを・気軽に・楽しみながら」を合言葉にして取り組んでいます。

健康と生きがいづくりの視点を大切に、無理のない活動を心がけています。

また、「教育支援活動・心がけ七カ条」として、基本的な心構えや留意事項を七項目設けています。

2. 教育支援委員会

半島の本部と3市に、それぞれ「教育支援委員会」を置いています。

本部の委員会は、後述の「一覧表」「活動だより」に関することの他に、半島全体の教育支援活動の企画や連絡調整等を行います。

3市の各委員会は、当該市の教育支援活動に関する全ての業務を行います。

両者は、情報共有と円滑な活動推進のために必要に応じて合同の会合を開き、半島全体の教育支援活動の推進母体となっています。

3. 教育支援登録者一覧表

会員の、教育支援活動参加の意向を取りまとめた標記「一覧表」を整備しています。全46分野・領域(小学校24、中学校19、共通3)に、延べ221人が登録しています(全32ページ)。

各小・中学校が、退職校長会に対して「どのような要請が可能か」を検討する際の手引きとなるものです。

「一覧表」は、全小・中学校、3市教育委員会、会員に届けていますが、年度はじめに会員の状況を確認し、差し替えを行っています。

4. 教育支援活動だより

「支援登録者数や活動者数」「具体的な活動事例」「会員や現場の先生方・子ども達の声」など、教育支援活動に関する情報を収めた標記「活動だより」を年2回発行し、小・中学校、3市教育委員会、会員に届けています(A3判大・両面印刷)。

各学校と会員の情報共有や共通理解を深めることを目的にしています。

5. 研修会における協議題

広域にわたる地理的状況から、3市単位で開催する「研修会」の協議題に、「教育支援活動」を設けることを基本にしています。

主として、各市における教育支援活動の現状、課題等について協議を深めます。

この協議が、退職校長会員の共通理解を図る有益な場の一つとなっています。

6. 3者「教育懇談会」

現職校長、市教委委員会、退職校長会の3者が、教育支援活動等に関する懇談会を、年1回、3市単位で開催しています(終了後は懇親会)。また、島原半島全20校の中学校区単位でも、同様の会を実施しています。

この会は、それぞれの立場にある者同士の相互理解が深まり、支援活動に取り組む退職校長会にとって貴重な機会となっています。

7.教育支援活動(例)

①あいさつ運動や教育週間等諸学校行事への参加。

②朝の自学時間や授業時の○付け・助言(小学校)。

③「地域さるく」での名所ガイドや、クラブ活動の「グラウンド・ゴルフ」での技術・マナーの指導補助。

④中学3年生希望者への地区公民館での学習支援。

⑤昔話や郷土に関する話の語り・読み聞かせ。

⑥伝承遊びや植物栽培の指導、公民館での囲碁教室。

⑦「和太鼓」「土搗き唄」等伝統芸能の実技指導。

⑧学校行事や教職員・PTA研修等での講話。等

これらの「1~6」の取り組みが、島原半島支部の教育支援活動の推進力になっていると言えます。

これからも『子ども達の健やかな成長のためのより良い環境づくり』のために活動を続けたいと思います(人数は2017年)。

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