活躍する退職校長会 VerⅡ 子ども、教師、地域を支える(3)福井県退職校長会

教員研修のグループ協議を支援する

要請に応じた学校支援活動を展開

1. 福井県退職校長会の概要

本会は、1965年(昭和40年)4月7日結成の日本教育推進連盟の福井県支部として歩みをはじめ、69年12月7日に会員数246人で発足しました。しばらくは全国連合退職校長会には入会せず、76年6月26日の総会で入会を決定し、2組織の支部として活動していました。87年5月27日の総会で日本教育推進連盟を退会決議し関係を絶つことになり、福井県退職校長会としての新たな歩みは88年度からとなります。

平成に入って本会は発展期を迎え、会員数も1000人の大台に乗り、会員の福利厚生・親睦を中心に活動するようになり、91年に「20周年記念誌 会の歩み・一言集」を、さらに2001年に「30周年記念誌 会の歩み・一言集」を発刊、これに準じて11年に「40周年記念誌 会の歩み・一言集」を発刊し、会の発展を祝いました。現在の会員数は1042人で、19年に、結成50周年を迎えます。

組織的には、15地区の連合体であり、各地区選出の37人の理事による理事会で推薦され総会で承認された会長・副会長・監事と、各地区から推薦され理事会で承認された常任理事19人により常任理事会を構成して、会務を執行しています。年間に理事会1回、常任理事会5回、各地区の代表の集う代表理事の会1回を開催し、当面する諸課題を検討処理しているところです。

2. 主な活動
▽研修旅行―研修・親睦を兼ねて

本会の目的である「会員相互の研修ならびに親睦と福祉の増進」を図るために、会員研修として県内施設巡りから始まり、韓国・台湾・香港・タイなどの海外旅行へと発展し、00年まで続けられたが中断。05年に愛知県で「愛・地球博」が開催されたのを機に再開し、1泊2日の日程で近県へのバス旅行として、毎年継続して実施されています。

▽学校支援活動―学校の要請に応じて支援

本会のもう一つの目的にある「本県教育の振興に寄与する」を目指して、13年度に県教育委員会と協議して会員に学校支援の登録を呼び掛けました。支援内容は、学習支援・安全指導・環境整備・部活支援・講演講師などです。初年度登録は26人、次年度に13人追加。高齢会員は健康上の理由で活動は無理であり、退職間際の若い会員は年金支給の延期で再就職して学校支援どころではないとのことですが、毎年何人かの登録を得て、現在43人となっています。県教育委員会から市町の教育委員会へ名簿を提供し、学校現場へ紹介するようにしています。

本県が学力テストや運動能力テストで全国の上位を保ったのは、教育現場に対立の構図を作らず、それぞれの学校で校長を中心に教職員一丸となって取り組んできた成果であると自負しています。そのような学校現場を支えるのが教育委員会であり、われわれ、退職校長会もより積極的に応援していきたいと思います。

県教委は、15年度に「福井の教育を支援する教員 OBの会事務局」を教育総合研究所内に設置して、学校支援活動の登録をした会員を中心に、初任者研修・2年目研修・3年目研修・中堅教諭等資質向上研修などの日程を示し支援要請することになりました。グループ協議の中に入って、ファシリテーターを務めながらアドバイスをするという支援です。直接的な学校支援ではありませんが、教員研修の計画に基づいた要請に応えることも、福井の教育を支援することになると思うのですが、病院予約の日であったり、計画した旅行日と重なったり、さまざまな会の行事日であったりして、要請の半分も応じられない状態で申し訳なく思っています。要請に応じて、必要人数を本会で配置できるようになればとも考えます。

3. 今後の課題

全国で条例制定の進んでいる「教育の日」について、本県においても研究を進めて、関係機関や関係団体と連携して本格的に取り組まねばならないと組織として確認しあっているところです。

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