未来をともに生きる力の育成 自分の考えをもち、広げ、深める

愛知県豊田市立藤岡南中学校

▼本校の教育目標

「ともに生きる」本校は、開校8年目の新しい学校である。校訓「ともに生きる」の精神の下、開校以来、ボランティア活動や地域連携に力を入れてきた。地域と合同で行う防災フェスタや文化祭と共同で開催する藤岡南フェスティバルへの参加、地域での清掃活動、福祉施設でのボランティアなど数多くの活動を実施してきた。

▼研究推進について

本校では、昨年度、豊田市教育委員会から、学習指導の研究委嘱を受け、日々の授業改善に取り組んでいる。早稲田大学教職大学院教授の田中博之氏を研究講師として招き、アクティブ・ラーニングの視点を生かした授業実践を積み重ねている。主体的・対話的で深い学びのある授業づくりをするために、教科ごとで県内各地の先生方の教えを請い、教職員間で議論を重ね、授業改善に取り組んでいる。

▼「深い学び」のある授業を目指して

特徴的な活動としては、「深い学び」を生み出すための11の手法がある。「主体的な学び」「対話的な学び」「深い学び」のそれぞれに11の手法を生かして、生徒たちがじっくりと目の前の課題に向き合い、自分の考えを持って、仲間と議論を重ねながら、よりよい答えに向けて追究できるようにしている。

付箋を使ったグループでの検討

話し合いからの練り上げとして、付箋に書かれた仲間の意見をまとめながら、作品の改善案を考える生徒たち。原因や関連性の追究として、タブレットPCで撮影した実験の結果を何度も繰り返し見ながら、根拠となる現象を探り合う生徒たち。

よりよい答えを求め、考え続ける生徒の姿が日々の授業の中でも着実に現れるようになってきた。

▼見通しと振り返りのある授業

「今日は、前回使った平方根の計算の考え方を生かして、問題を解いていきたいと思います」と発言する生徒。単元の最初や授業の冒頭で、生徒が活動の見通しを持つための時間を確保したり、そのための手だてを取り入れたりしていくことで、授業に積極的に取り組む生徒が増えてきた。ある生徒は、「友達の意見を聞いて、条例に反対する人の権利も考えなければいけないことが分かりました」と、振り返りにまとめていた。本時のまとめだけでなく、仲間の良さを見つけ出すような振り返りの時間を確保することで、生徒自身が学習の成果を感じ、仲間と共に授業をつくり上げていると実感する姿が、授業の中で現れてきた。

▼未来を共に生きる力の育成

朝の話し合い活動や思考ツールの活用を学ぶ活動を行うFMTT(「ふじおかみなみシンキングタイム」の略)を通して、話すこと、聞くことが好きな生徒が増えている。

この活動を取り入れてからは、多くの教室で朝から積極的に仲間と関わりあい、笑顔で語り合う姿があふれている。生徒は仲間と関わりながら多様な考え方に触れ、さまざまな問題を解決していくことを積み重ねている。

これからの未来を力強く生きていく姿を期待して、よりよい授業づくりにまい進していきたい。

(田口賢一校長、文責・山室裕司教務主任)
本校/℡0565(76)2410。URL

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