活躍する退職校長会 VerⅡ 子ども、教師、地域を支える(9)茨城県退職校長会

生涯学習への積極的参加を促進する「生涯学習研究協議会」

「参加」そして「活動」の実践を目指して

1.茨城県退職委員会の概要

本会は、1965年3月に100余人の出席者により創立発会式が挙行されました。その後、年度を追って順次支部が結成されさらに支部の分離・合併・統合を経ながら現在に至っています。

2017年度現在で、史部数は33支部、会員数は3343人となっており、「会員相互の親睦と研修及び茨城教育の振興に寄与すること」を目的とし、研修会やボランティア活動など地域に根差した活動を推進しています。

本会の目的達成のために、重点目標を7項目掲げ、その目標具現化のため、総務・組織・教育振興・調査広報・教育支援・生涯福祉の各部が担当して創意工夫を凝らした活動の展開に努めています。

14年度より、女性役員の積極的参加の拡充を図り、副会長に1人、常任理事に2人を本部役員として選任し、会の組織の充実強化と共に女性の活躍の場を一層広めてきました。同年度に創立50周年を迎え、記念総会・講演会・祝賀会・記念誌刊行等、充実した記念事業を行いました。また、同27年には、関東甲信越地区退職校長会連絡協議会茨城大会(1都9県が参加)を「魅力ある退職階の創造」の協議題のもと、10月に水戸で開催いたしました。

2.特色ある活動
①生涯学習研究協議会

本協議会は、生涯学習への積極的参加を促進するため1991年から始め、会員の実践例を発表し合い研究協議を加えています。支部の指定・開催会場も県内5ブロック輪番制とし、多くの参加者が期待できる企画・運営に努めています。年々、会員の実践力が向上し個々の生きがい探究に加え、地域づくり支援や、家庭教育、学校教育に関わる発表が増えています。

〔実践例〕例

▽2013年度=「ブルーベリー園づくり(園児を招待して)」「常陸秋そばづくりと私―仲間集めと作業」▽2014年度=「趣味の短歌―ささやかな余生を」「ヘルス体験の取り組み―健康体力づくり」▽2015年度=「『常陸風土記』にみる県北地域を考える」「『ふるさと伝説』の執筆を通して」▽2016年度=「明日のふるさとに夢を―区民とともに」「あけぼの館での交流―児童に昔の遊びを」

これまでの発表者52人のテーマは多岐にわたっています。個々の生きがいを求めてさまざまな活動に取り組んでいます。趣味の探求、郷土史の研究、各種ボランティアなど、退職後の活動が地域や周辺の学校(園)に多大な貢献をしているのです。

第25回を迎えた16年は、実践発表・研究協議に加え、茨城大学名誉教授・菊池龍三郎先生を講師に迎え、「地域の教育力を育て学校を支える教職経験者の役割」の演題で講話を頂きました。この講話は、研究協議会を発展させる大きな柱となることを確信しています。また、このことは、まさに本会の目的「生涯学習の振興」や「本件教育の振興に寄与する」に沿っていると言えます。

②支部長・事務担当者合同研修

支部活動活性化を図るために、2年間の研究委嘱を受けた2支部がテーマを設け研究・実践を積み、その成果と課題等について発表、協議して各支部に大きな示唆を与えています。各支部の活動内容の報告、情報交換等を方法を変えながら実施し、成果や課題を確認し合うとともに支部の活性化を図っています。さらに、快方に1年間に11支部の活動状況を掲載、3年間で全33支部を紹介しています。そこには各支部の事業への真摯(しんし)な取り組みが見られます。

③現職校長会役員との教育懇談会

小・中・高等学校の校長会役員と本会役員とで、教育の今日的課題について情報交換をしています。さらに悩みや課題を傾聴し、対応策等の意見交換をして、退職校長会としてできる支援策を探っています。現職校長との関わりを大切にする一つの試みです。

以上、本会の特色ある活動の一端を述べさせていただきました。さらに、組織の強化と本会の活性化に努めてまいります。