活躍する退職校長会 VerⅡ 子ども、教師、地域を支える(10)和歌山県教友会(和歌山県退職校園長会)

「囲碁の会」で交流を深める

組織の拡充と魅力ある活動を進める

1. 教友会の概要

1965年10月10日に「中正健全な教育世論を喚起し、教育の充実伸長をはかるとともに、会員相互の福祉の増進と研修並びに親睦をはかること」を目的として、和歌山県退職校長会(67年5月14日に和歌山県教友会と改称)を結成しました。戦後退職した校長を中心に183人での発足でしたが、2000年度には1868人の会員を擁するまでに組織が発展しました。しかし以後今年まで少子化・過疎化による休校・廃校が増加し、校長数の減少、物故者等により会員数は1500余人にまで減少してきました。本会は、当初から組織の強化を図るとともに、さまざまな活動や事業、運動を積極的に進めてきました。

2015年10月、創立50周年を記念し、会報の特集号発行、記念講演会と教育フォーラムを開催しました。

現在、県が「きのくに学びの日・同月間」を定め、県内すべての市町村が「教育の日」を設定し、11月を中心に教育に関する事業・行事を実施するというもの、国民の祝日としての「教育の日」の制定に努力しています。

2. 教友会の活動

本部には、総務部・広報部・研究文化部・福利厚生部・組織部の5専門部があり、それぞれに10人程度の理事が所属し、事業実施を分担しています。

総務部は、理事会、評議員会、総会等の諸会合の企画・運営をしています。また、諸施設・歴史遺産等訪問の企画・運営に当たります。教育講演会は県内の8支部が順次主管して、支部の特色を生かし講演会と実地研修を行っています。

広報部は、本部・支部の活動を全会員に広報し、教友会の存在意義の理解を深め、組織の強化と活性化に資するとともに、会員相互の交流を広げ、心豊かに生きる生涯学習についての教訓や示唆を得るために、会報誌「教友」を年4回発行しています。1968年の第1号発行以来途切れることなく発行しております。「教友」は、会員はもとより、県内の教育委員会、現職幼小中高校長にも届けています。

研究文化部の主たる事業は、教育懇談会と理事研修会です。教育懇談会は、最近の教育問題や今後の教育の在り方等について、県教育委員会や現職校長会などその道の専門家の講演・講話をいただき、現今の教育についての研修を深めています。理事研修会は、教育問題以外にも幅広くその道一筋に研究されている方、現場のさまざまな地域で活動されている方などを招いて講演いただき研修しています。

福利厚生部は、囲碁の会、理事現地研修、文化財巡りを主として行っています。囲碁の会は、71年の第1回から毎年途切れず開催しています。理事現地研修会は、県外に出掛け、その地にある施設や文化について見学研修しています。文化財巡りは、71年に第1回を開催以来、県内8支部が順次主管し、それぞれの地域にある文化財を巡り、その地の文化財についての専門家の講話を聞き、実地に見学して見識を広めています。

組織部は、退職校園長への入会勧誘の時期と方法を改善し、会員の減少を食い止める方策に取り組んでいます。また、会員の経験・知識・特技を生かすよう発足した「人材バンク」の登録者名簿を県・市町村教育委員会に提供し各学校への周知と紹介への対応を依頼しています。また、登録会員の活動状況を調査し、「人材バンク」が生きて働くよう工夫しています。

県内の8支部においては、県本部の事業行事に積極的に協力参加するとともに、各支部独自に企画した事業・行事を実施し、多くの会員の参加のもと活動し成果を上げています。

3. 今後の教友会

魅力ある活動や教友会の意義が感じられる事業を展開するとともに、教友会の存在や活動を知ってもらうよう現職校長会や地域との交流を促進するためにも、人材バンクの活用を推し進めていかねばならないと考えています。

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