ねえさんといもうと

妹思いの「ねえさん」と幼い妹の、日常と成長をみずみずしく描いた作品。妹が大好きで何より大切なねえさんは、遊ぶときも、学校へ行くときも、いつだって妹の世話をする。

シャーロット・ゾロトウ 著
酒井駒子 絵・翻訳
あすなろ書房
1300円+税

「さあ座って」「あっちよ」「こっちよ」が口癖で、妹からみればできないことは何もない、誰よりも頼りになる存在。だがある日、そんなしっかり者のねえさんから少し離れて、ひとりになってみたくなった妹は思いがけない行動に出る――。

ねえさんの優しさから自立しようとする妹の姿が、子供目線で、優しく描かれている。作者は米国の絵本作家で、詩人でもあるシャーロット・ゾロトウ氏。その作品を日本の絵本作家である酒井駒子氏が訳し、鮮やかな絵を添えた。

ピンクや黄色、薄緑色など柔らかな色彩と繊細なタッチが二人の心の機微を絶妙に表現する。