(鉄筆)産業界では第4次産業革命が……

産業界では第4次産業革命が話題になっている。国際化、情報化が急速に進む中、産業界が生き残るためには製造設備やロボット、AIに投資しないと世界の潮流から取り残されるという文脈で語られている。経営に当たる者には鋭い感覚が求められている。

教育界においても国際化、情報化の進展、少子化を背景に大きな変革期を迎えている。国際化に対応できる大学とするために大学入学共通テストが新しい制度として定められ、2021年から実施される。今回の大学入学制度の改革は高校や中学校の教育活動にも大きな影響を与えるものと思われる。教員の働き方改革についてはTALIS2018による課題の指摘を待つまでもなく、法整備も進んでいる。

情報化については、新学習指導要領において学習内容として扱われていることもあり、文科省も学校の教材整備の参考資料となる「教材整備指針」の一部改訂を手掛け、1校に1台程度の複合機を整備するよう示した。「教育の情報化に関する手引」の作成にも動き始めている。

学校教育を巡る改革の動きは急激に展開している。こうした動きに学校管理職をはじめ、教員などの対応が課題と思われる。学校現場は当面する学校運営上の課題への対応で手いっぱいである。新学習指導要領の全面実施も間もなくだ。この期に及んでも新学習指導要領について十分に理解していない学校管理職・教員が多い。このような状況では学校教育は社会の変革に取り残されてしまいかねない。