中高生のためのブックガイド 探究活動・課題研究のために

高校の「総合的な探究の時間」と各教科で取り組む探究学習について、課題を設定して情報を集めて整理・分析し、プレゼンテーションを行うまで、プロセスごとに具体的な方法がわかる書籍を系統立てて紹介するブックガイド。

佐藤理絵 監修
日外アソシエーツ
3800円+税

監修者は茨城キリスト教学園中学校高等学校で、中高図書館部長を務める司書教諭だ。

冒頭の探究活動・課題研究入門では、課題研究について「単なる調べ学習とは一線を画すことを、最初に理解する必要がある」として「過去の研究業績に学び、自ら設定した課題に問いを立て、客観的なデータを基にさまざまな研究手法を用いて、新しい未来を創造していくこと」と説明。

こうした考え方を理解するために、中高生、スタディスキル(大学初年度)、教員と対象別に推薦図書を挙げた。

多くの生徒が頭を悩ます課題の設定では、テーマを見つけ、ニュースを知り、考える力を育てるノウハウを教えてくれる書籍を紹介。

情報を集める手法については図書館の活用術やインターネットの使い方など、当たり前のようで見逃しがちなハウツーをまとめた書籍を列挙した。教科別の参考図書が数多く収録されており、実践に役立つ内容となっている。

研究テーマに即した効果的な発表を学ぶ書籍もずらりとそろっている。「まとめる」とはどういうことか、レポートや論文の書き方、プレゼンテーションやディベートの方法について、さまざまな切り口を確かめることができるだろう。