(鉄筆)学校は夏休み期間中であるが、……

学校は夏休み期間中であるが、教員の過ごし方に多少の変化が見られるようだ。文科省は「学校における働き方改革の推進に向けた夏季等の長期休業期間における学校の業務の適正化等について(通知)」(6月28日)を発出している。

この通知に関して文科省は、「夏休みは学校や教師にとっての働き方や学校の業務を見直したり、教師がまとまった休日を取得したりする絶好の機会である」とコメントしており、オンラインを活用した研修、部活動の適正化、高温時のプール指導の中止など具体的な対応にまで踏み込んだ指摘をしている(文科省サイト)。

また、長期休業期間中の研修実施を求める通知を廃止している。教員の長期休業中の勤務の見直しがようやく動き出したようだ。

教員が長期休業中に休日を取得しにくい理由の一つに保護者の声がある。保護者からは夏休み中のプール指導や部活動、中学生であれば教科の補習指導などの要望が強く、教員が個人的な理由で休日を取得するのが難しい雰囲気がある。保護者や地域社会の理解と協力を必要とする。

しかし、昨年当たりから8月の一定期間を学校の閉庁日として対応する自治体も出てきた。文科省の資料によると、今年度閉庁日を設ける自治体は全体の60.4%、勤務時間の適正な割り振り45.1%、PTAへの協力が15.8%である。

長期休業中に教員が休日を取得するには保護者の理解が何よりも重要であることから、各自治体は保護者への働き掛けに積極的に取り組んでほしい。