気候変動の時代を生きる

昨年に続き猛暑となった今年の夏。やっぱり地球温暖化は進んでいるのではないか、という気がしている読者も多いだろう。そうした事象を教室で取り上げようと思ったとき、本書はコンパクトな参考書として重宝するはずだ。

日本ではあまり知られていない気候変動を巡る世界の動きから本書は始まる。国際宇宙ステーションに勤務している宇宙飛行士が100ccの水で風呂を済ましているエピソードから、SDGs(持続可能な開発目標)を掲げた国連のアジェンダ(行動計画)が採択され、温室効果ガスの削減を取り決めたパリ協定の合意など、地球温暖化を食い止めようとする世界全体の行動が紹介されている。子供たちと一緒に地球温暖化を考えるときには、こうした最新の動きをきちんと把握することが前提になるだろう。

その上で、自分たちにもできるアクションを考えなければなるまい。……

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