第10回ESD大賞の募集開始 ESDの啓発に大きく貢献

優れた実践の普及通して

NPO法人日本持続発展教育推進フォーラムはこのほど、第10回ESD大賞の募集を開始した。ESDの優れた実践を顕彰するもので、わが国におけるESDの普及推進、ユネスコスクールの拡大に大きく貢献している。2010年にスタートしており、今回は記念すべき10回目の募集となる。

第9回で文科大臣賞を受賞した宮城県気仙沼高校の実践「地産地消フェスタ」

同賞は、各学校で正しいESDの理念に基づいた教育が積極的に実践され、持続可能な社会の構築に向けて的確な行動ができる次代を担う人材の育成の推進に寄与することを目的に制定されたもの。ESDの実践研究事例を募り、優れた実践を顕彰する。最も優れた実践には、「文部科学大臣賞」(ESD大賞)を授与する。

対象となる実践研究は、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、小中一貫校、特別支援学校におけるESDの実践事例報告で、内容は次の通り。

①ESDの全体計画や年間指導計画の作成、または改善および評価に関わる実践研究

②各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間に関わるESDの実践研究

③学校経営、学年経営、学級経営に関わるESDの実践研究

④学級活動、児童会・生徒会活動、クラブ・部活動、学校行事に関わるESDの実践研究

⑤ESDにおける教材・教具の工夫や開発についての実践研究

⑥ESDにおける家庭、地域社会、行政、民間企業、関連する諸機関との連携に関する実践研究

⑦ユネスコスクールへの登録申請を検討している

審査は、元全日本中学校長会長で同NPOの理事である佐野金吾氏を委員長とする審査委員会が担当。文部科学大臣賞をトップに、ユネスコスクール最優秀賞、小中高校の各賞などを決定する。また前々回の第8回から「ベスト・アクティビティ賞」「スタートアップ賞」の2つの新賞を設定した。その概要は以下の通り。

▽「ベスト・アクティビティ賞」=学校や地域の特性を生かしたオリジナリティーのある活動、他の学校にも生かせるアイデアに富んだ取り組みを(一つでも)行っている学校に対して賞を贈る。学校全体・教科横断などの広がりはこれから、という学校でも対象となる。

▽「スタートアップ賞」=ユネスコスクール加盟3年未満(加盟していない学校を含む)の学校のみを対象とする。現在の成果や実績よりも活動内容や今後への期待を評価の重点ポイントとする。

応募は、同NPOのホームページにアップされている応募フォーマットに必要事項を記入し、実践の内容が分かる資料(年間指導計画、学習指導案、教材、活動写真など)を添付してEメールまたは郵送(CD-Rなど)で行う。

受賞した実践事例は、受賞校実践事例集にまとめられ、全国のユネスコスクールなどに配布され、ESDの優れた事例が示された教材として活用されている。

表彰式は11月30日(土)に広島県福山市の福山市立大学で開催される第11回ユネスコスクール全国大会で行われる。表彰状と副賞が授与される。

応募の締め切りは、9月23日必着。

詳細は、同フォーラム・ホームページで。